2008年10月22日 (水)

みてまった。。。

 みてまった。。。 ~KOTORごみ事情 パートⅡ~ 

    D1_2

今日はちょっと話題を変えて、ゴミの分別収集の話題をおひとつ。
以前にも、ここモンテネグロのコトールのゴミ事情については触れましたが、このあたりではゴミの分別は全くありません。何捨ててもよし!

ひとつのゴミ用コンテナに、生ゴミ、ダンボール、ペットボトル、プラスチック、ガラス・・・果ては乾電池や粗大ゴミをそのまま捨てても、全然問題なし。

それがコトールやティバットでのゴミ事情でした。
ところが、昨年あたりからこのあたりも事情が変わってきまして・・・。
まだ企業など限られてはいますが、なんと!
ようやく分別回収が始まったのです。

夫どぶ朗の会社でも始まり、ペットボトル、紙類、缶類…あと何だったかな~?と言う位だから、会社でもあんまり徹底されてないようですが…うそうそ。だよね?どぶ朗さん(汗)
ちなみに、分別回収はまだまだ家庭まで浸透していないようで、相変わらず何捨てても許されてます。
引越し中のmaity家。この機に不要な物は捨てて引越ししたいと、はりきっているどぶ朗。
どうか、不要なんでこの機に嫁も…なんてことは、ひとつ無いようお願いします(;;;´Д`)

とはいえ、鈍く光るいぶし銀一色だったコンテナが、いつの間にかフタ部分がこんなにカラフルになって・・・。
分別回収の流れはもうそこまで来てるのですな。生ゴミと一緒に注射器を捨てていた…なんて過去の話になるのか・・・。

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2007年6月22日 (金)

鯖道 (サバミチ) ②

※本日のネタは、不愉快な文章が出てまいります。お食事中の方、心臓の弱い方は心して読まれるか、恐れ入りますが読まれないよう注意してくださいm(_ _)m

友人と飲んで魚がむしょうに食べたくなった夫。「カレイの煮付けが食べたい」とダダをこねるので、翌日しかたなく朝から魚市場へ。(市場調査も兼ねて<笑)

この日は先週よりだいぶ水揚げされており、大きなあま鯛や黒鯛、うなぎなんかも揚がり、大漁だったのか大いに賑わっていました。前日友人から聞いた話を思い出しふとスカンピ(手長エビ)の値札を見ると、1kg=12ユーロ!
にゃろ~!ちょっと前まで10ユーロだったのに!これじゃぁ、益々スカンピが我が家の晩ごはんにならねぇーじゃんか!!

ところで、コトールでは日本でお馴染みのマコガレイはいないのですが、似たようなカレイの仲間がいるので、そいつを探していたのですが…いない。二日酔いで魚をさばくのが面倒なので、夫が余計な魚に心を奪われないうちに帰ろうとするmaity。

私:「いない、いない。良し、帰ろう!」
夫:「あ。サバ!サバ売ってるよ!サバの味噌煮食べたいなぁ~。」
夫の嬉々とする声が耳痛い。アイタタタ。昨日カレイの煮付けって言っていたじゃないですか?

Saba

この日のさばは、1kg=5ユーロ。およそ50cmぐらいのを4匹買ったら7ユーロでした。
そういうわけで、晩ごはんはカレイの煮付けからさばの味噌煮に変更。これが、この後maityに恐怖をもたらすとも知らずに・・・。

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2007年6月21日 (木)

鯖道 (サバミチ) ①

モンテネグロに鯖街道があるわけではありません。
maityが「さばの味噌煮」を作るに至るまでの道のりというアホな話なのですが、maityがただ「さばの味噌煮」を作っただけでネタにするはずがありません。事の発端は、先日飲み友達と久方ぶりに飲んだ時のこと。
この友人と6/1に行われたキリンカップで、日本とモンテどちらが勝つが賭けていたのであります。友人が「オレ、日本に賭ける!」と言ったので、モンテを応援してみたものの…この日は私達夫婦のおごりとなったのでした。そんな友人が興味深い話をしてくれました。

その日は飲みながら、物価の上昇について文句をタレていたのです。ここ数ヶ月で驚くほどあらゆる物が値上がりしているコトール。ピザ、トマト、駐車場の料金、賃貸物件・・・。トマトなんて1kg=1ユーロでも高いと思っていたのに、1.2ユーロに値上がりしやがって。これからどんな物がもっと値上がりしていくのかと思ったら・・・。

「レストランの魚が値上がりしてる」
へっ!? 魚??
魚まで値上がりしてるの~。やるせないよ・・・

こちらのシーフードレストランでメニュー表をみると、メインの魚料理はいたってシンプルな文章から始まります。
”魚1kg級  グリル又は蒸したもの  ○○ユーロ”
”魚0.6kg級 グリル又は蒸したもの ○○ユーロ”

もちろん魚だけでなくロブスター、ムール貝、スカンピ(手長エビ)などあり、ミスト(フライ)料理やワイン煮などのキャセロール料理など色々ありますが、この”魚○級…”をオーダーすると、良いお店ではその日獲れた魚をワゴンに乗せ、客に魚を選ばせてから、客の好みの調理法を聞きてくれます。友人の話では、こういった手合いの魚料理が値上がりしたそうなのです。

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2007年6月13日 (水)

ヘルニア物語 -第2章-

4日間会社を休んだ夫ですが(土日入れて計6日間)「仕事が心配でたまらない」という、日本人リーマンらしい発言のもと出社するようになり、いきなり残業。結果…「なんか、また腰に違和感が・・・」という日々が続いてます。会社のデスク用にクッションなんか買ってみました。そんなわけで…

-第2章-  ジェ~ナの”REIKI”でスリスリと・・・

病院へ毎日通う行き帰り、ありがたいことに、私達が住むコトール旧市街で仕事を持つ様々な人たちが、私たちに声を掛け夫の腰を心配してくれました。
近くの洋服屋のお姉さん。露店で手作りのアクセサリーを売るカップル。旧市街の中で古い建物の修復や物資の搬入など力仕事をしているお兄さん。タクシードライバー。顔見知りのお爺さん・・・。

旧市街の中で力仕事なら何でもこなすという、引き締まった筋肉を持つヴィッキー(仮名)は、近くにある柔道教室に通う若い青年。日本古来からある伝統のスポーツに情熱を傾けているだけあって、かなりの日本通。もともとは彼と私たちは何も接点がなかったのですが、コトール旧市街に住む日本人を彼が見逃すはずがありません。会うたびに会話するようになり、いつの間にか一緒に出かけたりお茶したり、私たちの良い友人になったのでした。

ところで。往診してくれた医師から、
「SAMURAI は痛いとは言わない。」
泣き言いわずに毎日注射を打ちに来いと言われている夫。毎日泣きはしないものの、いつものように「痛い~」とうな垂れながらの病院帰り、ヴィッキーに会ったのでした。

「おしりに打たれた筋肉注射が痛くて泣きそう。」と話す夫。やっぱり「SAMURAIは注射で泣かない。」と言われるかな?
柔道の技そのものよりも、柔道を通して学ぶ精神をこよなく愛する彼。どんなことを言うのかなっと思ったら・・・

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2007年6月 7日 (木)

ヘルニア物語 -第1章-

ナルニア国物語でもない指輪物語でもない、夫どぶ朗のヘルニア観察日記です。ここ最近、連日で通った通院の成果をご覧ください。
あ。もはやコトールとは関係のない話で、あいすみません。

6月2日(土) -第1章-ムカムカするモンテの注射・・・

前日(1日)の往診から5日間、病院に行き注射を一日1回打つよう指示されてたので、早速病院へ行くことに。コトールの港にはタクシー乗り場があるので、そこからタクシーで病院に向かいます。

土曜日の朝。基本的に土日は休みで外来の患者もおらず、静かな院内。それはいいけど、私たちは一体どこに行けばいいのか分からず(汗)廊下を歩いていた看護婦さんに昨日貰ったカルテを見せて、どこへ行けばいいのか聞いた次第です。案内された部屋でカルテを提出して待つことしばし、夫が呼ばれ診療室の奥へ消えました。

数分後・・・片足を引きずって出てきた夫の顔は、真っ青

「だだだだ大丈夫っ?!」
「うん。メッチャ痛かった・・・(涙)」

そんなに痛いのかよぉ~筋肉注射って。喉乾いたという夫のために病院内を見回してみたものの、自販機で売られていたのはホットコーヒーのみ(たくさんボタンがあるのに全てコーヒー)。夫に聞くと「それならいいや。とにかくもうちょっと座っていたい。」と言ってうな垂れております。

その頃から私達が座っているベンチの前に、おばちゃん二人がペチャクチャ大声で喋ってて、他に椅子はたくさんあるのに、治療室の前にあるこのベンチがいいのか、すぐ目の前に立っててちょっと居心地が悪かったのです。おばちゃんふたりの視線も痛いし…で、「(ちっ。ウザいなぁ~)ちょっとあっちの椅子に座って落ち着こうか?」と夫を立たせほんの数歩、歩いたのであります。

その瞬間!

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2007年6月 3日 (日)

ナースの置き土産

このところ、皆様にはご心配をお掛けしておりますが、毎日病院へ通い注射を打ってもらっているおかげか夫は徐々に痛みも和らぎ、腰を曲げなければ歩行や寝ることも楽になってきました。
ただ、靴下を履くには腰を曲げないと履けないので、代わりに私が履かせてあげているのですが、されるがままにソファにふんぞり返った状態でして…「お前、どこの王様だよ!」と頭突きしたくなるほど、見た目は憎たらしいです(笑)

さて話を往診の先生が我が家に来た時に戻しますが、往診の先生も看護婦さんもとてもいい人でした。なんて言うんでしょうねぇ~。全然緊張感がないというか、患者にストレスを与えずリラックスした状態にさせるのがうまいというか・・・。処置の合間合間に入れるジョークが絶妙に面白い人でした。ま、人柄がいいのと名医は別の話なんですが。

というのも、寝ている夫の足を片足ずつ曲げて痛みを確認しただけでヘルニアと診断されているのです。レントゲン検査とか全然していないんだけど、間違いなのかなぁ??月曜日にもう1度先生に会って診断していただくので、そのときになってもレントゲンすら撮ってくれないようならちょっと考え物ですが・・・。
ヘルニアと診断したあと、おしりに注射するからうつ伏せになってズボンをちょっと下げて言う先生。恥ずかしがる夫。看護婦さんがテキパキと鞄から注射器を取り出して、薬を注射器に注入します。

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2007年6月 2日 (土)

maity 救急車に乗る ②

-前回の話から-
夫が突如腰の痛みを訴え、夫の上司の機知で急遽、往診の医師がmaity宅を訪れる。診断結果はヘルニア。おしりに注射を打たれ、痛いと叫ぶ夫にプスプス失笑する医師と看護婦。それに便乗して笑うmaity。しかしmaityが笑っていられるのも、ここまでだった・・・
-----------------------------------

「じゃ、奥さん行きましょうか?」
往診の先生と看護婦に連行されるmaity。
夫(と私)は、こちらに籍を置いたわけではないので、モンテネグロの保険証を持っていない。今回の治療費は実費になるのだが、日本の海外旅行傷害保険に加入しているので、保険会社に請求すれば治療費が戻ってくるのであります。
その手続きに必要な書類(伝票とかカルテとか)をもらうのと、治療費を支払う為に往診の先生についていくのであった。(それと、後日通うメディカルセンターの場所を覚える為)

広場に出ると、白い小さな車が止まっている。車両禁止の広場に堂々と止まっているこの車、レトロすぎる…救急車じゃないよね?なんだか噂の国産車ザスタバの「ユーゴ」シリーズに似ているけど、先生の愛車だよね?そもそも往診で救急車使うのおかしいし。

「この救急車の後ろに乗って」

アイタタタタ。やっぱ救急車だったよ(笑)
よく見れば、ちゃんと青いパトランプがついてるし、ボディには赤い十字架マークが。それにしてもせまい。コンパクトカー並みの狭さに加え、後ろには担架も装備。救急車がこれでいいのだろうか?

「オン ザ ナース。オン ザ ナース。」

え。オン ザ ナース??・・・On the nurse !?  看護婦の上に乗れと?
この車は3人掛けで(担架を積んでいるから)、救急車のドライバー(ただのおじさん)と医者、看護婦で定員いっぱい。だから、看護婦さんの膝の上に乗れって。

私・・・今、看護婦の上に乗ってる・・・
救急車の中では、こんなことを考えていました。普通じゃ考えられない経験を今してる・・・。さらにこんなことも考えてました。・・・あ、ノーブラだった(急いで着替えたので付けるの忘れた<汗)

「大きな船が来てるよ。YAMATO!・・・ね?YAMATO!」
コトル港には大きな豪華客船が来ていました。さっきから目を白黒させている私に気遣ったのか、往診の先生が明るい声で話しかけてくれます。でも、YAMATOって(笑)
いや、もしかして日本からの船なのかな?

「このYAMATO、日本から来た船?」
「いや、違うよ。YAMATOって世界大戦で使われた船だよね?」

いや、そうですが・・・何なの~話合わせてあげたのに。
コトール旧市街のお隣のドブロータという街に病院はありました。この病院で使われている救急車は、日本政府からの寄付なのだそうです。
え?まさか、今乗ってきた救急車じゃないよね・・・!?一瞬、背中がヒヤリとしましたが、もう一台別の”ちゃんとした救急車”の方でした。

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2007年6月 1日 (金)

maity 救急車に乗る ①

本日6月1日。不肖maity、初めてコトールの救急車に乗りましたよ!
あ、病気やケガで乗ったわけではありませんので。私はいたって健康であります。
さて、なぜに救急車に乗るハメになったか?それは朝の6時15分、夫が掛けた1本の電話から・・・

6:15a.m.
「すみません。昨日から悪かった腰の調子がひどくなって、今日は会社休みます。」

夫が昨日から謎の腰痛に悩まされ、座っても立っても激痛が走るのだとか。
デスクワーク半分、会社のあちこちを走り回ること半分が夫の仕事なので、この激痛は耐えれなく、本日は休みを取る旨を上司に電話。夫の上司は大変心配してくれている様子で、電話ついでに夫が加入している海外(旅行)保険が適用される病院が近くにないか聞いてみると・・・

「あるわけないよ。1番近くでドイツに保険会社が契約してる病院があるけど(笑)」

・・・ですよね。さて家には湿布薬すらないしここは薬局で薬を買って妥協すべきか、勇気を出して病院へ行くべきか。でも、行くにしてもどうやって行こう?いや、その前にどこの病院へ行けばいいんだ?
「ま、とりあえずまだ朝だし。もうちょっとしたら考えようか?」
たかが腰痛と油断し、いつも以上にダラダラとした朝を迎えていたmaity宅。
(ちなみにこの時点では、「寝違えたんじゃない?」という勝手な結論が出ていた)

7:00a.m
夫の上司から電話が掛かってきた。
「今、病院に連絡してもらったから。で、先生が往診してくれることになったよ。」

・・・なんと!
上司が気を遣ってくださり、会社から病院へ連絡をして、我が家の住所や病状を伝えてくれたらしい。私たちは病院へ行けない(腰痛の本人以外、車を運転できる人がいない)ので、上司のご厚意は大変嬉しい。

「先生がもうそっちに向かってるはずだから。」

えっえぇぇーー!!
寝室を綺麗にしなきゃ!
あっ、その前に髪とかさなきゃ!
あっ、服着替えなきゃ!

ジリリリリリィィ~~♪(←ウチのチャイムの音)

ぎゃー!!もう来た~!!

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2007年5月30日 (水)

KOTOR ごみ事情

今日は5月30日 「ゴミゼロの日」ですね。日本では、今週末に町内の清掃運動を行うのでしょうか。日本にお住まいの皆様、ご苦労様です!
コトールは当たり前ですが、今日は全然ゴミとは全く無縁の普通の平日です。ここでは町内会というものがないのでもちろん回覧版も回ってこないし、そもそも住民あげての清掃活動というのがありません。臭いし、汚いし、メンドクサイけど、ゴミと正面から向き合う活動は必要だと、コトールに来てから特に感じています。
・・・メンドクサイけど。(2度言った!)

Photo_42

コトール旧市街を走るゴミ収集車。旧市街は車の乗り入れ禁止なので、例外的に認められている乗り物です。ゴミ収集車は一人掛けの小さな電気自動車で、非常にゆっくりで静か。コトール旧市街の狭い路地とほぼ同じ車幅でして、壁を擦るか擦らないかのぎりぎりで旧市街の中を縦横無尽に走っていきます。

家庭ごみやお店から出るゴミは、街のあちこちに設置されているコンテナに入れます。ゴミの収集は、毎日朝1回夕方1回。ゴミが人目に付くのを嫌がる観光地だからでしょうか、日本より回収はマメなのです。そのゴミ収集の方法が変わり、以前はいつでもコンテナが置いてありいつでもゴミが出せたのですが、今年から朝夕の決まった時間にコンテナを設置し、時間がくるとゴミが入ったコンテナを回収していきます。

いきなり予告もなくゴミの収集方法が変わり、みんな今までどおりそれぞれ適当な時間に、コンテナが置いてなくても路上にゴミを放置していくのかと思いきや、収集方法が変わったその日から、みんな決められた時間通りゴミを出すのです。これにはびっくり。ちょっとモンテ人を見くびっておりました。

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2007年5月24日 (木)

独立記念日なんでね

このところ、サボっておりました。何があったかというと、いつもの週末に加え、「独立記念日」で21日・22日と2日祝日となりました。つまり4連休だったのであります。

5月21日といえば、セルビアからの独立を問う国民投票が行われたのが去年のこと。この投票結果により独立が決まったのですが、その後この日を記念して祝日にしようという話が出ていました。ところが議会が二転三転し、「やっぱ祝日にしよう!」って決まったのが、17日だったという。さすがですな!こんな重要な祝日が3日前に決まるとは・・・。

コトール在住2年目に突入したmaityですが、モンテネグロという地は、今年も私に「安息」という言葉を与えないようです。うっかりしておれません。いつ笑撃の事実が起こってもいいように、ツッコミの練習だけは毎日頑張りたいと思います。

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2007年5月 9日 (水)

数にまつわるタブー

5月。陽も長くなり暑過ぎず寒過ぎず、外でティータイムを楽しむのが楽しい季節。
せっかくだから庭でコーヒーを飲もうということで、セルビア語の授業もそこそこに、アンジのお庭でゆっくり寛ぎながら、メーデーの連休中の話や最近の話題など大いに盛り上がっておりました。

旦那さんが庭から綺麗なバラを切ってくれて、「これ、まさか愛の告白じゃないよね?(笑)」といつもの談笑(と娘イバーナの奇声<笑)が静かな住宅街に響きます。ふとアンジが旦那さんが切ってくれたバラに気付き、「なんでもっと綺麗なバラをあげないの!」と・・・まぁ相変わらずの仲良し夫婦であります。「こっちの方が綺麗だわ。」アンジがもう一輪バラを切ってくれました。

とっぷり陽も暮れた帰りがけ、せっかく旦那さんが切ってくれたバラをテーブルに置いて帰るのもなんだし…と二人が切ってくれたバラを2本手に持っていたら。それを見たアンジが慌てて・・・

「maity、2はダメよ」

・・・? ぽかんとしていると、

「待ってて、3にしなきゃ。せっかくだから黄色のバラにしましょう。」

・・・???

「モンテネグロでは昔から云われていることなのよ」

黄色のバラを切りながら、アンジがモンテ流のプレゼントのマナーについて教えてくれました。

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2007年5月 3日 (木)

先週の話。お隣の上司から、こんな春の便りを頂きました!

Warabi

モンテネグロの山が産んだ天然の蕨(わらび)です。
4月の下旬に採ってきたのですが、今年は暖冬だったためかもうかなり伸びてしまい、食べ頃の蕨は少なかったのだとか。そんな貴重な蕨をおすそ分けして頂いたのであります。

こちらの現地住民も、山菜取りをしないわけではないようですが、蕨に関しては誰も見向きもせず。もちろん、市場では蕨は売られておりません。およそ、「蕨だぁ~!」と喜ぶのは日本人のみなので採り放題なのだとか。それにしても、コトールの山に蕨が生えてるって、誰が想像したでしょうか?こんな僻地でも、日本の貴重な春の味を楽しめるなんて…。

蕨は採るのも大変だと思いますが、何より大変なのは「灰汁抜き」であります。ですが、面倒な灰汁抜きまでしてくださったので楽チン。
「一日灰汁抜きしたんだけど、まだ灰汁が出るかもしれない。」との話なので、念のためもう一晩水に晒してみたら、まだまだ出てきます。あまり神経質に灰汁を抜き続けると、蕨のうまさも抜けてしまうので、何事も「程ほどに。」が一番。もしかしたら、灰汁抜きで1番難しいのは実は「程ほど」を見極めることだったりして?

いやぁ、それにしても山菜は美味しいですが、こういう手間隙あってこその美味しさだというのが実感できます。さっそくまずは”おひたし”で頂きました。

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2007年4月26日 (木)

ある日の市場

市場はすごく人が多くゴミゴミしていますが、私の好きな空間のひとつです。野菜や果物、チーズや肉、自家製のハチミツを売っていれば、同じく自家製のオリーブ漬けやオリーブオイルを売っていたり、乾物にハーブなども並びます。まだまだ私にとって未知のものがたくさんあり、見ているだけで楽しい場所です。

とりわけ見ていて楽しいのが、鮮魚を扱う一角。知ってる魚もあれば、「何これ、食べれるの?」というような信じられないご面相の魚まで。私の中では巨大ウツボが「で~ん」と置かれていたのが1番の衝撃でしたが、先日はそれに続く、衝撃的な光景を見てしまったわけです。それがこちら↓

Photo_34

巨大ロブスター!
目測ですが、おそらく全長50cmは軽く越していたかと思われる、かなり大きなロブスターです。比較になる物が写真に写っていないので想像しにくいかと思いますが、女性の片腕分の長さがこのロブスターの全長(鋏も含む)に相当すると思ってください。
これだけ大きいと、「ロブスターはザリガニの仲間だよ」って言われてもあまり納得できません。

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2007年4月21日 (土)

ZASTAVA

こうみえても私、ドライブが大好きです。
運転するのも好きなんですが、窓から流れる風景をボーっと眺めているのが好きなので、車に乗ると無言になります。maityがうるさいなぁと感じたら、車に乗せてください。大人しくなりますよ(笑)
このところ、コトールはすっかり春を通り越して夏の陽気。ドライブびよりが続いています。

ところでそんな我が家の車は・・・ZASTAVA(ザスタバ)。

Photo_28

Photo_29

メーカー ZASTAVA
車種 FLORIDA
排気量 1.6L

モンテネグロでは圧倒的な数を誇る、旧ユーゴの国産車です。”zastava”は、セルビア語でいう「旗」という意味です。
社用車を借りていますが、この状態で実は新車であります。若干の汚れが見えますが、青空車庫に停めているためであり、いつも汚れています。

モンテ人に「ザスタバに乗ってる」と教えると「プッ!(^m^)ザスタバに乗ってるの?!」と含み笑いで驚かれます。日本人が国産車ザスタバに乗っているのが面白いのか、モンテ人も笑っちゃうほどありえない車に乗っているのがウケるのか、「ザスタバに乗ってるの?」という発言は予想以上に深いものがあります。
そんなザスタバの主なスペックはこちら↓

【主なスペック】
エアコン:無し
パワステ:無し
ABS:無し
パワーウインドウ:無し
オーディオ:無し
エアバック:当然無し

素敵なスペックですが『新車』です。走行中、車内のどこからか常にカタカタカタ・・・という不思議な音がし、ハンドルを切るとキリキリキリ・・・と鳴るスリリングなこの車。ザスタバの魅力はこれだけでは終わりません。

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2007年4月 8日 (日)

そしてイースター…

今日はuskršnja nedjelja(イースターサンデー)です。
昨日(土曜日)、セルビア語の先生アンジの家を訪ねると、イースターエッグが綺麗に飾られていました。卵と一緒に飾ってあるのは、庭で摘んだ花と海岸から拾ってきた石と貝殻。なかなか素敵なデコレーションです^^。
「うち、まだイースターエッグ作成してないんだぁ。(この写真飾って気分出すから)写真撮らして~(笑)」

Photo_9

前日お伝えしたとおり、「イースターエッグは前の晩にでも作ればいいか」と甘いことを考えていたmaity。そんな迷える子羊にやさしいアンジは…

「maity、何のんきなこと言ってるの。イースターエッグはVeliki Petak(大金曜日、Holly friday)に作らなきゃダメなんだよ!」

なんと!金曜日に作らなくては意味がないですと!?
イースターエッグを作るためわざわざ卵を余分に購入したものの、その時点ですでに時期を逃していたmaity…異文化生活1年目なんてこんなもんですよね…orz。
イースターエッグはVeliki Petak、つまりイースターの前の金曜日に作るのがこちらの風習。木曜日に作ってもいいそうです。

「がっかりしないで。…はい、好きな色を選んで☆」
ん?卵くれるの??わーい^0^
「金曜日に作った卵は、土曜日になったら来訪客にひとつずつ差し上げるのよ。それで日曜日まで飾ったら、卵を家族でぶつけ合うの!」
ほぅほぅ!!なるほど。毎年、ゆで卵でイースターエッグを作るのには、そんな楽しみがあるからなんですね。
「大家族なんか大変よ~。イースターエッグを30個くらい作って、家族全員でぶつけ合いよ(笑)」
はっ!!・・・だから、市場で卵が30個セットで売られていたのかぁ~!

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2007年4月 7日 (土)

明日はイースター

イースター(復活祭)を祝う欧米諸国の今週末は、4連休に入っていることでしょう。夫の会社でも金曜日から月曜日まで4連休。このところ忙しかったので、まったりと過ごしています(笑)

セルビア語でイースターはふたつ呼び方があり、カトリック教会の場合はUskrs。セルビア正教の場合は Vaskrasと呼ばれます。今度の日曜日は、イースターを祝うUskršnja nedjelja(イースターサンデー)。3月の中頃から、雑貨屋さんや市場などでは色んなイースターエッグが並んでいました。イースターとは無縁の私ですが、せっかくなのでこんな物を買ってみました。

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かわいくないですか、これ^^
またしてもジャケ買い(?)してしまいました・・・
市場で購入したんですが、何だかわかりますか?

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2007年3月14日 (水)

モンテ式 噂の常套手段

モンテネグロで買い物の際しょっちゅう起こりがちなことですが、たまたま持ち合わせが大きなお金しかなくお釣りを貰おうとすると、まず嫌な顔をされることから始まります。
要は細かいお金が店になくてお釣りを返せないのです。

例えば、2ユーロのお買い物をします。そこでピッタリ2ユーロを持ち合わせていないので、5ユーロ札を出します。すると店員は・・・まるでこちらが何か悪いことをしたかのようにまずは睨み、とりあえず「ピッタリ支払えないの?」と聞かれます。いや、ピッタリ出せないから大きなお金出したんだけど(汗)

個人のお店だと、隣のお店まで行ってつり銭を作るため崩しに行ったりしてくれるときもありますが、時には「釣りがないので売れない」など有り得ないことを言われたりします(この時は、たまたま他の客が「可哀相に…」と言って崩してくれましたが)。
大型スーパーでの買い物の時などは、「ピッタリ出せ~」と苦情を言いつつ財布を覗き込みます。財布に細かいお金を持っていないと分かると、隣のキャッシャーを調べます。「普通調べる順番が逆だろ!」っと毎回ツッコミたくなりますが、これがモンテの日常なのです。
もちろん、店員さんによって対応は異なるんですがね。時には釣りが出せないのでオマケしてくれる人もいます。
でもまぁ、つり銭の用意をしないのはモンテのどこへ行っても変わらないみたい。

Photo_229 いつも仲良くさせて頂いてるMic'oさんが、以前モンテネグロへ訪れた際のこと。釣りと共にガムが渡されたので、てっきりオマケをくれたのだと思い喜んでいたところ、実はオマケなどではなく、お釣りが出せなかったので代わりにガムで返された。…という話もあります。

さすがに私自身は今までガムがお釣りだったという事はなかったのですが、ミニマーケットやスーパーで買い物する時、何気にレジの脇に置いてあるガムについつい見ては「これがお釣りの代わりになったガムかな?」とMic'oさんの話を思い出します(笑)
(写真はイメージです。去年出た「スイカ味」が気になり思わず買ってみました。)

さて話は変わって、先日は夫と共に久しぶりのドライブへ出かけました。

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2007年2月18日 (日)

ボラの吹く季節

本日はコトールをはじめとする、沿岸地域の名物のはなし。
といっても魚のボラ(鯔)ではなく、冬に吹く北東の風、ボラ(bora)のことです。

コトールは気候的には穏やかなところだと思います。一年を通しても、台風やハリケーンなどの暴風雨に襲われる心配はなく、冬は雨季で日本の梅雨に近い状態が続きますが、最も寒い1月の平均最低気温は7~8℃。私は寒がりなのでこれでも毎日「寒い」と言ってますが、実はモンテネグロ沿岸部はアドリア海きっての暖かい地域ですって(汗)。青森県ぐらいの緯度に位置するコトールですが、まず雪は降りません。

下の写真は、旧市街からアドリア海に抜ける山道で撮ったのですが・・・

Photo_207

この時期、コトールのすぐ背後にそびえる山々はすっかり雪化粧。本当はすぐそばまで雪は降っているのです。くどいようですが青森県と同じ緯度ですから、毎日雪が降っていてもおかしくありません。がしかし、コトールには雪が降りません。というのも、背後の高山が壁となり北からの寒気流を防いでくれているので、雪雲も沿岸部まで降りてこれないのであります。

特にコトール旧市街の裏には、絶壁といっても言いほどの山々がそびえ、麓すぎて山の頂上が見えません。従って、旧市街を抜け出して、ちょっと遠くからコトールの真上の山々を見て「へぇー、最近暖かいと思ったけど雪降ってたんだ」という、コタツの中でアイスを食べてるような不思議な感動の写真なのです。

ところで・・・

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2007年2月15日 (木)

コトルのバレンタイン

昨日はちよこの日でしたね。

お菓子作りが大嫌いな私ですが、コトルで私の心を奪うような素敵なチョコに出会えなかったので、頑張って作ってみましたよ~。

Photo_204

って記事にするほど手が込んでいないのですが、メダイヨンというメダルの形をしたチョコを作ってみました。うまくニコ顔にならず、才能のなさを改めて確認しました。

こちらの女性は、普段からお菓子作りが大好きなようで、スーパーでは菓子作り用の商品が陳列棚にいっぱい並んでいます。でも、手作り用のチョコって売られてないんで、結局普通の板チョコを使いました。板チョコを刻むのが大変なんですよね…肩凝ったぁ。
コトール周辺にはチョコレートの専門店がないので、チョコを選ぶ楽しみがないのが残念。それにしても不思議なのは、あらゆるお店を探してもバレンタインチョコレートって売ってないんですよ。「バレンタインフェア開催中」って看板やのぼりも立ってないし(笑)、日本は商売的にやり過ぎな気もしますが、それにしても静かすぎる…もしかして、モンテネグロではバレンタインの習慣って、ないのか?

それじゃあ、夫が会社の女性陣から貰う義理チョコ、ボリボリ食べれないじゃんかぁー!帰宅した夫に「チョコ貰えた?ねぇ、チョコは??」と聞くと…

「逆に『チョコくれよ~』って言われそうな雰囲気だった。」

・・・は?

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2007年2月 7日 (水)

ピンクハウスの事情:電力編

なにかと不具合が多い全面ピンクの我が家、ピンクハウス。前回アンテ~ナについて事情を述べましたが、未だにアンテ~ナが付いてません。もう半年以上です。いいかげん現地の番組観たいんですけど。大家さーん!!

さてさて、去年の夏は断水に停電と悩まされたコトールですが、雨が少ないといえども冬は雨季。さすがに今時分から水不足になることはありませんが、冬になっても収まらないのが電力事情。ここ一週間特に激しくて、毎日2~5時間くらい停電するのです。停電するのは決まって午後。1時を回り、2時になろうかといった頃合いで家の中で「ボグゥン!」という大きな音が唸ります。たぶん停電時、一時的に電圧がショックを起こしているのだと思いますが、このように年中激しく停電が繰り返されると、電圧の負荷が半端ではなく、待機電力系の電化製品がだんだん調子が悪くなってきたのです。

こと深刻なのが冷蔵庫。一生懸命冷やそうとコンプレッサーが激しく唸るも、毎日冷えきる間もなく停電するので、冷蔵庫の中から今までに聞いたことが無い、ガタガタガタ…と不安を覚える音がコンプレッサーの音に混じって鳴るようになりました。このところ、冷蔵庫があんまり冷えなくなってきたんです。停電後から朝にかけてはまだ庫内はぬるく、そんな状態で昼になったらまた停電しちゃうのですから、当然ムカつくのは晩酌の友、ビールがぬるい!いやいや、自家製の浅漬けやピクルスなどの保存食、あるいはマーガリンなど色が変わり始めたんです。冷凍庫の中身もたっぷり霜がついてるし。冷蔵庫で管理していた白ワインも温度差が激しいせいか味が落ちたし・・・orz。

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2007年1月30日 (火)

maityほんにゃく機

小説やマンガを読むとき、ただの文章やセリフを読んでいるだけなのに、なぜか自分の頭の中で勝手に登場人物を作り上げてしまうことありませんか?
例えば、クールなセリフばっかり言う主人公は「きっと顔がシャープで、声はちょっと低くて…」と、どっぷり世界に浸っていると、いざドラマ化や映画化、はたまたアニメ化されたときに、「え~こんなプヨプヨの顔じゃない!声が高い!」など勝手に幻滅したり…。こんな人間のイマジネーションって不思議だなぁと思います。

ところで、モンテネグロといわず海外で暮していると、似たような現象が起こります。モンテにくるまで海外で暮したことがなかったmaity。語学力の無さかもしれませんが、聞こえてくる英語もしくはセルビア語は頭の中で日本語に変換されます。もっと長けている人は、英語がそのまま英語として頭の中に入ってくると思いますが、どうしても私には「日本語」で理解してしまうのです。例えば「Are you Japanese?」。直訳では「あなたは日本人ですか?」ですよね。これが、しゃべるその人によって、私の頭の中で勝手に意訳されるんですよ。

「Oh~!maity, Are you Japsnese?」

階下に住む奥さんの場合→ 「あら~maity、あなた日本人なのね?」
おっとりして、ゆっくり喋る下の奥さんは、maityほんにゃく機で変換されると日本人に出会えたことを喜んでいるようになります。

セルビア語の先生、アンジの場合→ 「へー!maity、日本人なんだ!」
ハキハキして、色んなことに興味を示すアンジは同じ言葉でも驚いているように聞こえます。

上記の二人は親睦深く、よく見知った仲なので個人的な性格も含まれますが、これが見ず知らずの人だった場合、

おじいさんが何気に聞いてきた場合→ 「ほう!maityさん。おたく、日本人なのかぇ!」

酔っ払いに絡まれた場合→ 「へぇ~、maity、あんた日本人ってかぁ!」

・・・・・・すべてはmaityほんにゃく機の勝手な意訳です。ですが、その場の状況、その人の風貌、喋り方、接し方も加味されて、実際こう聞こえるんですよ。マジで。

日本で日本人同士、日本語で話していると、なかなか自分がどのように相手の言葉を解釈しているかなんて考えませんが、こうして、日本語のない世界で暮していると、自分自身の勝手な解釈が面白く感じることがあります。こんな事で嬉々としてる阿呆は私だけですかね(^^;。でも、少なくても直訳で聞こえてこなくなったので、会話が楽しいです。後は自分がもっと上手に喋れればいいんですがね。英語もセルビア語も。
あ、そうそう。この私の頭の中に組み込まれているmaityほんにゃく機、ものすごく性能が悪いです。これも、マジで。

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2007年1月14日 (日)

邦人新年祝賀会にお呼ばれ

一昨日と昨日はお隣セルビア共和国の首都、ベオグラードに行ってきました。去年の12月に日本大使館からお手紙が届き、大使主催の新年祝賀会にご招待して頂いたのです。

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セルビア・モンテネグロ両国合わせても在邦人の数は100数名ほどなので、日本大使館に在留届を出している日本人全員に声を掛けてくださるのです。モンテネグロが独立後初の新年を迎えた今年、例年と変わりなく招待状を頂けて嬉しかった^^。

初セルビア、初ベオ、初公邸・・・大変緊張しましたぁ。

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2007年1月 7日 (日)

Srecan Bozic!

今日はセルビア正教のクリスマス。セルビア正教の暦は旧暦なので、カトリックから2週間遅れのクリスマスになります。

フラットの階下のお宅は、もともとセルビアの首都ベオグラードに住んでいたセルビア人ご夫婦。お二人の宗教もセルビア正教です。今日はディナーに招待され、私にとって初めての正教のクリスマスディナーを体験してきました。

セルビア正教のお家では、玄関にはOak(ナラの木)の枝を飾っています。ナラの木に限らず、オリーブの枝でもいいのですが、なぜナラの木なのかは分からないのだそうです。階下のご夫婦宅ではこの枝を1年中飾っています。取り忘れではなくて、家に悪霊が入り込まないお守りなので、毎年クリスマスに新しい枝を飾り1年を通して飾るのだそうです。何だか日本の節分に飾る柊鰯みたい。

我が家の近くにある大きなセルビア正教の教会St. Nichola’s教会の正面玄関にも大きなナラの木の枝を飾っていました。ちなみに昨日(イブ)は教会の前にサークルが作られていたのですが、ご主人に聞いたらそこでナラの木の枝を燃やしてみんなでクリスマスを祝うのだそうです。

そういうわけで、ナラの木の枝が飾られいる玄関のチャイムを鳴らすと、奥さんが笑顔で出迎えてくれ、夫にワインを差し出しました。「maityごめんなさいね。男性だけなのよ。」…クリスマスディナーの招待を受け、一番最初に訪れた男性にワインをプレゼントをする習慣なんだって。

普段からセンスの良いご夫婦のお家は、今日はクリスマスとあって大きなツリーやキャンドルなど、部屋の飾りつけが一層素敵でした。特にツリーはとっても素敵!毎年1個ずつオーナメントを増やしていくのだそうです。よく見ると飾りが1個1個違って、色んな表情をした温もりのあるツリー。今日は、ダイニングテーブルもクリスマスらしく模様替え。サンタさんと雪だるまが遊んでいるテーブルクルスが敷かれたテーブルの上には、これでもかと言うほどすでに沢山の前菜がならんでいました。

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前菜はこちらではmeze(メゼ)と呼ばれ、プロシュート(生ハム)やチーズの盛り合わせに、ピクルスやオリーブ、トマトなど並ぶのが一般的です。そして奥さんの手作りピタ(チーズを挟んだパイ)が並び、もうこれだけでお腹いっぱい。しかしこれはあくまで前菜…メインディッシュはこれからです。

Photo_185

根野菜のポトフに似た料理に、豆料理が出てきたあとに、チキン料理。この頃になるとワインがだいぶ効いてきて、料理名を聞いても飛んでいってしまったのですが(おかしいな…ブログに載せるからって一生懸命聞いたのに<汗)こちらの鶏料理、ザワークラフト(酢で漬けたキャベツ)が鶏から出る旨みと混ざって本当においしい!さらに山盛りの子豚のローストも出てきました。これも本当においしい!コトールのレストランでもこんなにも盛りだくさんのフルコース出せないでしょう。最後には4種類のケーキとトルキッシュコーヒーまで出てきて…当然、私のスカートはホックがはちキレそうでした。

この頃からようやく、奥さんも落ち着いて席に着くようになり、私達がイタリアに出掛けた話やご夫婦が以前旅行したエジプトの話、沢山のアルバムを取り出して、ご夫婦の若い頃から子供たちの写真まで色んな話をしてきました。ベオグラードでの暮しも興味深かったのですが、とりわけ、優秀なダイバーである下の娘さんが集めてる、貝や珊瑚のコレクション(パパが無断拝借で披露)はすごく貴重らしく本当綺麗だったな~。ご主人は「ウチの娘はクレイジーだ」といい、ママは「貝のためにもう一軒家がいる」と嘆いていましたが、娘さんが海底から見つけてきた2000年前の壺を飾ってたり、実はそんな娘が大好きでたまらない二人。

ドアには今でも娘たちの成長の印が残されおり、私も身長を測ったところ、下の娘さんの13歳の時の身長と同じでした…ほんと愛情深い仲の良い家族。大事な娘さん同様にいつも私達に気を掛けてくれいるご夫婦に本当に感謝の一日でした。

Photo_186

そして、ご主人が大切にしていたチリのワイン、飲んだのは3人のはずなのに3本も開けてしまい(一人1本?)・・・ごめんなさい。ねぇ、ドナさん?また来年も誘ってくれるかなぁ(´д`;)・・・?

ドナさんは毎晩続く爆竹の音に怯え、最近寝不足だそうです。だいぶ疲れてました。

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2007年1月 6日 (土)

2007!

新年あけましておめでとうございます。

2007

いまさら新年の挨拶しても遅いと思いつつ、まだ松の内も明けてないってことで。

長らくご無沙汰しておりましたがアドリア海の向こう側、イタリアに出かけておりました。年末年始をイタリアで過ごしたわけですが、大晦日も元旦も厳かに過ごしたわけではなく、外で鳴り響く爆竹にドキドキしながら、普通にホテルでイタリアの歌番組を見たりしておりました。去年まで過ごした日本の大晦日に比べるとだいぶ質素ではありましたが、外のバカ騒ぎを見てるだけで十分新年を迎えた気分になりました。

・・・で、イタリアから戻ってきた1月6日。コトールのほのぼのとした雰囲気にほっとし、都会の喧騒から離れやっとゆっくり静かな時間を取り戻せると思ったのですが、ここコトールでも未だに爆竹の音が…。

あぁ、そうでした。今日はセルビア正教のクリスマスイブ。

我が家のすぐそばには、セルビア正教の大きな教会があります。そこから賛美歌が我が家まで聞こえてきました。美しく、不思議な旋律につられて教会の外まで歩いてみると、賛美歌はなんと外に設置されたスピーカーから・・・。でも、普段閉じていることの多い教会なので、今日は大きく開かれ外からでも中の様子が見ることができ、教会内部にある美しいイコン(神や聖人などを象徴として模られた絵やレリーフ)を初めて見ました。

夜の散歩も終わり、フラットの外廊下で階下のご主人にばったり会うと、なんと明日のクリスマスディナーに招待されました。「Happy New year!」と挨拶した後に、なんか不思議な感じ。コトールはこれからクリスマスと新年を迎えます。

それはそうと、勝手気ままの「コトールびより」も半年経ち、皆様のおかげでこうして新年を迎えることが出来ました。本当にありがとうございます。

本年も宜しくお願いします。

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2006年12月26日 (火)

今年のサンタさんは・・・

昨日のことですが、25日クリスマスの朝。目を覚まし、ベットのまわりやツリーの下を見渡してもプレゼントはなく…やっぱり良い子にしていなかったからでしょうか?そもそもくつ下用意していなったのがまずかったのでしょうか?サンタさんは、普通に我が家を通過して行ったようでがっかりする、いい年こいた主婦maity。

といっても今年のクリスマス、プレゼントをひとつも貰えなかったわけではありません。階下に住むご夫婦がクリスマスプレゼントを持って遊びに来てくれました。

Photo_180

リースのキャンドルホルダーと、奥さん(ドナさんのママ)がイタリアへ出掛けた際見つけてきたという、ツリーの模様がかわいい鍋敷きとパンかごの中に薄い青のグラスセットが入ってました。グラスセットには陶器で出来た雪だるまとエンジェルのツリー用の飾りがついてて、夫とふたり大喜び。そして、12年物のスコッチウイスキー…我が家では誰もウイスキーを飲めないのですが、これはきっとご主人のチョイスかな?人が良く集まる我が家にと、頂きました。後でちょっと飲んでみよ…ふふふっ。クリスマスカードも添えてあり、温かい気持ちに包まれました。

そして、アンジからも連絡があり、先週遠い北部にある自宅へ帰ってしまったババが私のためにマフラーを編んでくれました!

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ババが私をイメージして編んでくれました。ピンクがかったベージュのマフラーには、お花の刺繍を入れてくれました。「間違っても売らないでくれ」と言われましたが、こんな心がこもった贈り物、売るはずがありません!数日間しか会っていなかった私のために・・・ババ、ありがと~!!

このマフラー、アンジの娘イバーナちゃんから私へと手渡してくれたのですが、マフラーを気に入ったイバーナちゃんは手を離さず、アンジが冷や汗かいてました。私の方でもイバーナちゃんにクリスマスプレゼントを用意していたので「これとトレードしよう」とイバーナちゃんとプレゼント交換しました(笑)
イバーナちゃんにあげたのはダイヤブロック。ババ渾身のマフラーを諦め、ブロックを気に入ってもらえたようでよかったです。

ちなみにアンジには授業で使うホワイトボードをあげました。お子様用のボードで数字や食べ物のイラストが付いてます。アンジ大うけ!「これはきっとセルビア語の授業で素晴らしく役立つわ!来年の授業が楽しみね!」

人とのつながりに心温まるクリスマスを迎えられたmaity。今年はサンタさんがいっぱいいました。
今回のクリスマス、心残りは階下ご夫婦の愛犬ドナさんにイカリングをプレゼントするのを忘れたこと。正教のクリスマスに贈ることにしよう・・・。

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2006年12月13日 (水)

Ja volim BABU

セルビア語の授業を受けに、アンジのお家に行くとババがいます。

正確にいうとアンジのお母さんで、アンジの愛娘イバーナちゃんからみるとBaba(おばあちゃん)なのですが、私と夫はアンジの生徒のくせにいつも「ババ」と呼んでおります。(それも本当の孫が、まだ1歳だというのに)

ババはBERANE(ベラネ)というモンテネグロの北部に住んでおりますが、ここ1ヶ月近く、アンジの家に滞在しています。はじめて会ったその日から、優しく面白いババだったのですが、毎週通っているうちにホントに自分のお婆のように打ち解けてしまいました。ババは英語が話せず、ものすごい早口のセルビア語で会話しているのですが、それでも楽しいひと時を過ごせるのがすごく不思議。会話が成り立ってないのに、通じてしまうのです。ババの人柄なんでしょうね。変な英語と日本語しかしゃべってない私に対し、娘のアンジと変わらぬ態度で接してくれます。今日はそんなババの名言集を少し・・・。

アンジの旦那さんが「ババはいくつだと思う?」と聞くので、夫が「65歳?」と答えると旦那さんは「65歳に見えるって!」とババに言うので、てっきりもっと上だったのかと思いきや、本当の年齢は60歳。(しまった~!)夫婦して冷や汗をかいているとババがひと言。

「この人(アンジの旦那)のおかげで実際より年取った。」

この辛辣なひと言。それも娘婿の頭をペチペチ叩きながら。ババには初っ端から、腹がよじれるほど笑わせて頂きました。
大きなソファーに腰掛けて、孫娘のためにチクチク編み物をしているババ。実際見た目は、外国の映画に出てくるようなおばあちゃんなんですよ?このギャップが大好き。いつもこんなやりとりで笑わせてくれます。

そして今日はババの独壇場でした。
アンジの旦那さんは、私の事は下の名前で呼ぶのですが、夫に対しては仕事上の付き合いもあって、ついつい苗字で呼んでしまいます。するとアンジが「それはfamily nameだから、maityも同じなのよ!ちゃんとfirst nameで呼びなさい。」プンプン怒ります。「それじゃ、maity。俺のfamily nameを知ってるか?」と旦那さんに聞かれ、実は知らない不貞の弟子maity。「いや、(発音が難しいから)ずっと聞きそびれておりまして…知らないのですが…?」

そこでババがひと言。

「それじゃあ、アンジのfamily nameは?」

え!この国は夫婦別姓なの!?知らなかった!!

「いや、同じfamili nameだよ。」

えぇ??旦那さんのfamily nameを知らないから、アンジのfamily nameも知らないんですが…(汗)
さらにババの住んでいる街の話になり、住所を書いてもらったところ、

「日本から葉書送ってくれるの?」

え!?今年の冬は日本へ帰らないという話をしていたのですが…。

「じゃぁ、いつ日本から送ってくれるの?」

「たぶん来年の夏か冬に日本へ帰ると思うけど、来年の冬は日本で過ごしたいな。ってことで、1年後くらいに葉書送るよ(笑)」

先の長い話なんですが、日本からじゃなきゃダメでしょうか・・・?
すると、アンジの旦那さんが、

「1年後じゃダメだな。ババ、この世にいないかもしれないし(笑)」

すごい、ブラック!!あんたの姑でしょーが!!
そこでババ、ひと言。

「うん。来年はいないから今年にして。」

「・・・じゃ、コトールから送ってもいいですか・・・?」

「BABAだけ書いてもどこのババか分からないから、ちゃんと名前書いてね。」

・・・!!

ほんと、アンジも旦那さんも茶目っ気たっぷりの人ですが、それ以上にババのジョークは折り紙つき。天下一品です!大体、住所氏名を書く時、自らBABAと書いてくれたんですよ?
アンジ一家を見てると、外国のコメディーを見てるみたいです。今、というか、
長らくアンジからイギリスのコメディードラマのDVDを借りてるんですが、だいぶ昔のコメディーだけど結構おもしろいんです。ここに登場する家族に似た、質の高いセンスをアンジ一家も確実に持ってます。

ババが嫌がるイバーナちゃんの首にマフラーを巻きつけて遊んだので、イバーナちゃんは大泣き。私達はこれを期に(?)家に帰ることに。自宅へ戻ると21時。あ、あれ??授業は18時半に終わったはずが!?楽しいひと時って本当あっという間ですね~。このひと時で、その前のひと時に学んだセルビア語が抜けるのですが。

そんな楽しいババですが、今週末には実家のBERANEに戻ってしまうそうです。ぴったり息の合った姑・婿コントが見れなくなると思うと寂しくなります。ババは広大な庭に果物や野菜を育てているそうで、自家製のラズベリージュースもおいしかった。コトールでは食べられない北部の郷土料理も美味しかったし(コトールの郷土料理というとイタリアンなので、わたしにとって、ここでモンテネグロの郷土料理を口にするのは結構難しいのです)。いつか雪が降らない時期に遊びに行ってみたいです。本当におばあちゃんの家に遊びに行くような感じで。

あ、そういえばウチのババは元気にしてるかな?今度電話してみよ~
(でも、電話すると「国際電話だから」って一方的に切られちゃうんだよね。)

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Ja volim BABU ・・・I love おばあちゃん

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2006年12月 1日 (金)

冬になればやってくる

とうとう師走に入ってしまいました。

最近めっきり寒くなり、特に冬場は日の光が入りにくい我が家。午後2時半を回ると、もぅ~薄暗くて寒い。セントラルヒーティングやエアコンなど暖房器具を、その場に応じて使い分けています。中でも先月買ったDeLonghiのオイルヒーターは大活躍。これのお陰で、日中ひとりで過ごしているのに、全部屋温めてるセントラルヒーティングを使う必要がなくなりました。

我が家はオール電化住宅なので、シャワーの湯沸かし器はもちろん電気で湯を温め、キッチンはIHクッキングヒーター、セントラルヒーティングも電気で温めます。だから、この時期の電気代は家計を圧迫。懐にも厳しい冬なのであります。

ところで、寒くなり我が家の電気需要率が高まるということは、当然他所のおウチも需要率が高まります。するとやってくるのですよ。例のアレが!

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そう・・・停電。

電力不足のコトールでは皆が電気を一斉に使い出すと、とたんに停電してしまうのであります。夏場は暑さのせいか、おもに日中に停電する日が多かったのですが、冬はその逆。みんなエアコンで部屋を温めたりするので、特に冷える夜の電力消費は凄まじいのでしょう。

先にも述べた通り、我が家はオール電化。夕飯を作っている最中に停電が起こるともうこの先何もできません。作りかけの料理はこの先、炒める事も焼く事も出来ず、寒さで震えようが身体を温める暖もなく、あたりは真っ暗闇・・・。

こんな日は、ろうそくにいくつもの火を灯し、気分も暗くなる闇を明るくします。ワインを飲みながら揺れる炎を見つめ、クラッカーにスモークサーモンやチーズを乗せたカナッペをつまんだりしながら、笑い飛ばすことにしています。

「停電も、工夫次第でロマンチックな夜になるよね。」

「そうだね。寒くなきゃね。」

うん・・・そうだね・・・寒くなきゃね。あぁ、薪ストーブが欲しいなぁ。
停電のたびに、電気屋さんで売られていた薪ストーブ(180€)を思い出すmaityのロマンチックな夜。今年の冬はあと何回こんな夜を過ごすことになるのでしょうか。

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2006年11月20日 (月)

おまけ新聞

夫がカバンから何やら取り出し、プスプス笑っている。えぇ?何??

「何かいいもの貰ったの?(というか気持ち悪いよ)」

手にしているのは、なんと中日新聞の「おまけ新聞」。私たちが呼ぶ「おまけ新聞」とは、社説などで取り上げた記事をもっと詳しく掘り下げた、日曜版の特集なのだが、なんで中日新聞なんか持ってるの?もちろん、モンテネグロでは発行されていないし、日本では中日新聞は取ってなかったし・・・?
夫が含み笑いでこの中日新聞の経緯を話してくれました。

夫は厳密にいうと「転勤」ではないのですが、まぁ詳しい説明はさておき、夫の会社では日本人社員だけが「海外転勤」になるというわけではなく、海外の社員(例えばモンテネグロ人の現地社員)が日本へ転勤ということもあります。で、中日新聞を送ってくれたのは、日本で働くモンテネグロ人の社員。

「中日新聞にモンテネグロが載ってる!!」

彼女はこう驚き、わざわざ送ってくれたそうです。彼女は周囲にはもちろん、社内でもたったひとりのモンテネグロ人。きっとこの喜びを祖国の同僚に知らせたかったのでしょう。…そう。彼女が送った相手は私の夫ではなく、モンテネグロ人である夫と仲良しの同僚。

「ん?…じゃ、なんでもらって帰ってきたの?」

「同僚が『オレには読めん!だからあげるよ。』…ってくれた。」

なるほど~。確かにね。そりゃーそうだよね~…(^^;
たかが、中日新聞にモンテネグロに関する記事が載っただけの話ですが、何となく日本にいる彼女が、送りたくなった気持ちが分かります。日本では、まだまだモンテネグロは知られていないし、逆にここモンテネグロでは日本のことが知られていません。というか間違った認識をされているというか。そんな環境で、もしモンテネグロの新聞に日本のことが記事になっていたら、私も同じように祖国の友人や両親に送るでしょう…。もっとも字が読めないので新聞も取っていませんが。

さて、日本語を読めない夫の同僚に代わりに読み上げてみますと、10月29日付け『大図解シリーズ』のテーマは『旧ユーゴ6カ国』。どうやら、日本代表の監督になったオシム氏の去就で高まったこの地域への関心を受け、この地域をまとめた特集のようです。編者は柴 宣弘。実はこの編者が書いた『バルカンを知るための65章』を、日本出国直前にぎりぎり本屋で見つけ、モンテネグロで読んでいたのですが、ここモンテネグロは2006年にセルビアから独立したばかりなので、モンテネグロのみの国データは手元にはなく、なるほどこりゃいい物貰ったわぁ~。

『大図解シリーズ』によりますと、モンテネグロの主産業は観光業のみ。(やっぱり?…だよね。)ちょっと意外だったのはモンテネグロの宗教。主な宗教は、セルビア正教とイスラム教の二つとなっており、私はてっきり正教とカトリックだと思っていたのです。コトールで実際暮しているとはいえ表面的なところしか見ていませんが、イスラム教徒を見かけたことがなく、どちらかといえばイスラムよりカトリックの方が見かけるような気がします。なんせ国面積が福島県ほどしかなく、人口も旧ユーゴ6カ国のうち一番人口が少ない62万人。民族構成もわずかな差でパーセンテージが変わっていきそうですが。現在の民族構成はモンテネグロ人=40%、セルビア人=30%、イスラム系=9%、アルバニア人7%だそうです。

がっくりうな垂れたのは、国内総生産(GDP)。モンテネグロは最も低く、20億ドル。コトールから一番近いお隣、クロアチアは385億ドル。なんちゅ~差や…orz。その他、モンテネグロと隣接しているボスニアは70億ドル、セルビアは245億ドル(コソボを除く)、アルバニアは6カ国に含まれていなくて、マケドニアは48億ドル。近隣諸国と大きな差があります。旧ユーゴの国力については「北高南低の国力」と表現されています。工業化が進んだ北部の先進共和国が農業主体の南部の共和国を支援していた経済運営が、独立後、このような差を生んでいるのだそうです。だ、大丈夫なのか・・・?がんばれ、モンテネグロ!!

記事にはオシム氏に関する話も取り上げられており、ボスニアのサラエボで生まれた彼が、両親の宗教であるカトリックから便宜上分類すれば「クロアチア人」になってしまうとの話にびっくり。しかし、ボスニアとオーストリアの国籍を持つオシム氏自身は無宗教で、また彼のルーツなどから単純に自分は「○○人」と民族を表現することが出来ない、多民族の地旧ユーゴの背景を物語っています。この複雑な民族背景が、オシム氏独特の哲学に影響を与えたのでしょうか・・・?

オシムに関連して、いつも相互リンクでお世話になっていますMic'oさんが関わった書籍『オシムの思考・ジーコの志向』がこの度出版されましたので、ご紹介させて頂きます。

オシムの過去発言をメインに以前日本代表に関わった監督達のコメントが掲載されており、各発言に対し類似のコメント、もしくは正反対の性格のコメントが紹介されているなど、コメント(&その解説)のみで編集されているので、すでに出版されている他のオシム関連本とは一味違う、語録集と呼ぶより語録の解説本と呼んだ方がふさわしいこちらの本。

特筆すべき点は、ボスニアをはじめ旧ユーゴの新聞・雑誌に掲載されたコメントも多数紹介されており、単なるサッカー本ではなく1人の成熟した人間の発言集として仕上がっていらっしゃるとのこと。言葉に彼の人生が凝縮された一冊。サッカーが大好きな方もそうでない方も、ぜひとも手にとってみてください。

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オシムの思考・ジーコの志向 オシムの思考・ジーコの志向

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2006年11月15日 (水)

ざくろのジン

コトールの市場では、9月の終わり頃から、大きなざくろがあちらこちらの店頭で並ぶようになります。ざくろの旬といえば10月までですが、先日市場へ行った際、まだまだいっぱい並んでいたので、遅ればせながらいくつか買ってみました。

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コトールの市場で売られているざくろは、日本でよく見掛けたざくろよりふた回りほど大きく直径約10cm。実もしっかり詰まっていてこのまま食しても、もちろんおいしく程好い酸味と甘さが後を引きました。本日はこの大ぶりのざくろを使って果実酒を久々に作ってみました。

実はワタクシ果実酒作りが趣味なのであります。もともとお酒が大好きなので、「毎日ビールばっかりじゃ…」と考え、お酒を飲みながら美容と健康も手に入れられる果実酒作りにいつの間にやらハマってました。ところが、ここモンテネグロでは、果実酒作りにぴったりの保存瓶が見つからないばかりか、何より一番重要な材料、氷砂糖とホワイトリカー(無色・無臭の焼酎)が無い!果実酒に焼酎が向いているワケは、単にクセがなくアルコール度が高いからだけなので、果実酒に使うお酒は35度以上の蒸留酒なら何でもいいのですが(例えば旧ユーゴお馴染みのラキヤでも)、でも氷砂糖が売られていないのは痛い!氷砂糖は徐々に溶けていくため、浸透圧がゆっくりじっくり果実のエキスを出してくれるのです。で、本当は氷砂糖を入れたいのだけど…。

よくよく考えた末、焼酎の代わりにジンを使い砂糖を一切使わない、大人テイストの『ざくろのジン』を作ってみることにしました。これは地味で簡単。ざくろを割って実を取り出し、一粒ずつ瓶にポンポン入れていき、最後にジンを注ぎ入れるだけ。

Photo_163

〈材料〉
ざくろ・・・2個
ドライジン・・・800ml
(保存用の瓶は、消毒した1ℓの瓶を使用。
注1

後は冷暗所で保管し、時々ゆすって風味を馴染ませるだけ。3ヶ月後には実を取り出しすため、一旦濾します。

ざくろの花言葉は『熟成した優美』だそうです。ざくろには女性ホルモンに似た「エストロゲン」が含まれており、女性の身体に良い果実です。その他にもタンニン、カロチン、クエン酸も含まれており、口内炎や疲労回復、下痢や扁桃腺にも効果的です。特にクエン酸やカロチンから肌荒れ予防も期待できるので、美肌作りにも効果的?

写真は作って1日経った時点で撮影。家がピンクなので分かりにくいと思いますが(笑)、下の方はもううっすら、ざくろの色が出てきています。これが後々どう変わっていくのか楽しみ☆

〈注1〉保存瓶の消毒方法
大きな鍋に熱湯を沸かし、瓶とフタを入れて約10分間グツグツ煮て、それから自然乾燥で乾かす。この煮沸消毒の他に、ジンやウォッカなど、アルコール度数が高いお酒を少量瓶の中に入れフタをし、内側全体を洗うようにゆすります。そのあと、ゆすぎに使ったお酒は一旦捨てて乾かすアルコール消毒という方法もあります。

消毒しない瓶には雑菌が混じるため、必ず消毒してから瓶を使用します。

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2006年10月29日 (日)

冬時間

昨日までイギリスへ一週間の旅行へ出掛けていたmaity夫婦。ロンドンとスコットランドのグラスゴーへ行ってたのですがイギリス旅行の話は次回に、今日から始まった冬時間に絡めて時間の話をひとつ。

日本ではサマータイム、ウインタータイムという習慣はありませんが、ここモンテネグロでも昨日まではサマータイムでした。この期間中は日本との時差は-7時間。今日からは時差が-8時間になります。

Photo_122 ロンドンから帰ってきた時、会社の運転手さんが迎えに来てくれたのですが、(夫が会社を一週間も休むというのに、空港は遠いし荷物が重いからと言って、送迎の手配をしてくれたのです)ひとしきりイギリスでの話をしたあと、話は明日からウインタータイムへ変わるという話に。「家に着いたら時計の針を1時間戻すんだよ。」と、彼は親切に教えてくれました。ふと腕時計を見ると、あれ?時計の針が1時間狂ってる。そういえば、イギリス時間に直したんだった。イギリスとの時差はちょうど-1時間。こりゃいいや!

「イギリスにいたから腕時計はもう(モンテネグロの)ウインタータイムになってたよ。ラッキー!」
とアハアハ笑っていたら、運転手さんは「でも、家の時計はサマータイムのままだからね。」と冷静につっこんでくれました。
で、結局今日になっても家の時計を-1時間に直さないのですが、今回の旅行は時間のトラブルが結構ありました。

そもそも旅立つ前日、日本から持ってきた腕時計が電池を交換したばかりのはずなのに止まっており、しぶしぶもうひとつの腕時計を-1時間に直してバックに入れたのですが、出発当日ふと腕時計を見ると、この時計も針が止まっちゃってる。しかたなくごっつい夫の腕時計を借りて旅立つことに。

さらに携帯を目覚まし代わりに使っていたのですが、これまた土日はアラームがならないようにセットしてあったので、友人と朝から待ち合わせしていた日曜に限って1時間半も寝坊したり(前日は電車が1時間半も遅れ、友人に待ちぼうけをくわせたばかり)、しかし友人もまた寝坊していたのでこれはこれで良かったので良かったけど、イギリスから帰る当日の土曜日は別の友人宅へ泊まっていたのですが、泊めてくれた友人は目覚ましを予定の1時間後にセットしてしまい、私たちはアラーム機能を土日解除したままだったので、またもや全員で寝坊してしまい、終始ドタバタし放題でした。

コトールという、恐ろしいほどのんびりとした時間が流れる土地にいるせいか、どうも時間の概念がおかしくなってきた今日この頃。友人との待ち合わせも日本でだったら、「○時○分」としっかり分まで決めて、5分でも10分でも相手が現れないと心配していたものだったけど、こちらに来てから「だいたい○時くらいね」という具合に時間を決めるのすらアバウトに。それでも遅刻したり、時にはすっぽかされたり…。そもそも交通機関ですら時間通りに運行されないコトールから分刻みに動く日本へ今帰ったらよほどのリハビリが必要だなぁ~と冷や汗が流れるのでありました。

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2006年10月20日 (金)

maityの秋

季節の話題をどうしても取り上げたかったのですが、ここのところブログのメンテナンスやら、メンテナンス後のトラブルやらで、更新することが出来なかったmaity。そして気が付けばいつの間にか、秋というより冬の気配さえ漂うここコトール。それでも懲りずに秋のコトールについてのお話です。

秋といえば、食欲の秋。秋になると、とりわけ旬のおいしい食材が並ぶ日本。中でもきのこが大好きな私ですが、残念ながらここコトールでは今までにきのこといえばマッシュルームしか見かけません。市場ではホワイトマッシュルームが売られていますが、その他といえば乾燥されたきのこが計り売りでうられていいます。しかし「何ダケ」なのかは不明(もしやボルチーニ?!とも思ったけど…)。

きのこ好きなmaityとしては、食べれるきのこがホワイトマッシュルームしかないのが我慢できず、郊外の山や森を散歩していると、足元の茂みを探さずにはいられません。そして見つけたのが…

Photo_118

ドアノブ?…ではなく、野生のきのこ。色艶といい、肉厚感といい、食べなきゃもったいないぐらいの素敵なきのこ。しかし、やっぱり「何ダケ」なのか分からず、その場に居合わせた上司と夫によって止められたのでした(汗)

前述の通り、コトールでは主にマーケットや市場でマッシュルームが手に入りますが、瓶詰めのマッシュルームは大きさによって色々種類があります。小さなマッシュルームを丸ごと詰めたものや、スライスされたもの。大きなマッシュルームだけを丸ごと詰めたもの、みじん切り状態になっているもの…どれも、オールマッシュルームです。

やはりマッシュルームしかないのか(あぁ、マイタケが食べたいなぁ・・・)。そう思っていたのですが、最近、市場が終わる3時過ぎ頃から、駐禁地帯に車を横付けして妖しい商いが行われます。おばちゃん達相手に何を商売しているのかこっそり覗くと、ダッシュボードから、今まで見たことのない巨大きのこを入れたトレーが出てきたではないですか!

ここで売り買いされていたきのこは、見た目は平しめじのような色と形。しかし、大きさは一瞬「さるのこしかけ」かと思うぐらいビック。『移動きのこ売り』でしょうか…?(^^;駐禁地帯なので警察が近寄ると、『移動きのこ売り』はサァ~っと走り去って行きました。きのこもきのこですが、販売方法もめちゃくちゃ妖しい…。

ところで、そんな「きのこ渇望症」に悩むmaityにとって、朗報を耳にしました。

日本から来る時、「乾燥しいたけ・どんこちゃん」を持ってきてはいるものの、「やっぱ、しいたけは生も食べたいね~」とダダをこねていたのですが、最近は家庭用の「きのこ栽培キット」なんて売られているのですね!きのこ菌を吹き付けたオガクズなどを固めたブロックに、霧吹きで水を与えて栽培するという、キッチン栽培向けのキット。原木に菌を植え付けて栽培するものもありますが、室内でより簡単にというのがメリットのこちらのキット。栽培がうまくいけば、半年間に3~4回繰り返し収穫できるそうです。しいたけ以外に、平しめじ、なめこ、エリンギ、えのきたけと現在は5種類のきのこが栽培できるそうで、いつか日本へ一時帰国した際は、この「きのこ栽培キット」をトランクに詰めて持ち帰ろうと心に誓ったのでありました。Photo_119

こうして、きのこ「鑑賞」のみで終わりそうなコトール1年目の秋。…今日もまた「きのこ鑑賞」をするため山へ森へ足を運ぶmaityの秋。

話は変わりますが、秋といえば行楽の秋。明日からしばらくイギリスへ出掛けます。せっかくコメントを入れて下さった方、大変ご迷惑をお掛けしますが、コメントへのお返事が遅くなります。申し訳ございませんm(_ _)mイギリスで寿司、らーめん、とんかつ…なんでもいいから日本食を思う存分食べてきます(^^)v

<追記>

Photo_120 大変ご迷惑お掛けしましたが、昨夜(10/28)、疲れた体を引きずって、イギリスから帰ってきました。

スコットランドのグラスゴーにある植物園で、またしてもきのこを見つけて喜ぶmaity。相当、重症のようです。

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2006年9月12日 (火)

モンテ初の総選挙

昨日9月11日、モンテネグロが独立後、初めてとなる議会選挙が行われました。

奇しくも選挙が行われる前夜、友人からの誘いがあって夜のBARへ。この日まで選挙の「せ」の字も見せず、普段と変わらぬコトールだっただけに、すっかり明日は選挙だっていうことを忘れて飲んでおりました。すると、友人の回りにひとり、ふたり、仲間が集まりだし…気が付けば15人以上の輪の中で飲んでいた!もう、紹介されても誰が誰だか分からない状態に。

ふと見ると、お揃いのポロシャツを着ている人も何人か。胸には刺繍で文字が刻まれており、見える文字はliberalCRNA GORAどうやら、与党を支持する集団の中に入ってしまったようです。とりとめもない無難な話を交わしたのも束の間、やっぱり話は政治の話や明日選挙の話。ちょっとまずいな、これ・・・。と思っていたらやっぱり聞かれた日本の政治経済。「日本の政党はいくつあるの?」とか「議席はいくつ?」とか、「う~んとねぇ…」もうそのレベルで答えられるまでの時間が長い。話はさらに深まり、「モンテのEUへの加盟をどう思うか?」まで行き着いた。

モンテの与党連合が挙げている政策のひとつが欧州連合(EU)の早期加盟である。私たち『外国人』にとって、EU加盟はありがたい話。観光資源がほとんどのモンテネグロにとってEU加盟はすべきことのひとつだと思うのだが…。この日一緒に飲んだ彼らもEU加盟はやはり同じ理由で加盟すべきだと言っていたが、NATOとの事もあり、複雑な心境のようだ。独立して、今は「隣の国」となったセルビアの話、モンテネグロが独立したことによって一番影響を与えてであろうコソボの話など、マスメディアや専門家からではない「生」のモンテネグロ人の考えを聞きながら夜は更けていきました。

朝日新聞にくわしく詳細が載せられていますが、議会選挙はモンテを独立へ導いたジュカノビッチ首相率いる民主社会党の与党連合の勝利に終わったとのこと。先の国民投票では、車から身を乗り出して独立反対・賛成を訴える若者達が大勢いましたが、今回はそんな過激な行動もなく、街頭での演説や集会も落ち着き払っていた、ここコトール。ただ、選挙が行われた夜8時頃から街のあちこちでは「あぁ~!」と落胆の声、「おぉ~!」という歓声が幾度となく響き渡たっておりました。

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2006年9月 1日 (金)

にわか雨のコトール

Photo_82

気が付けば9月。晴れれば暑いし雨ふりゃ寒い、きっぱりとした性格のコトールの気候。先月は、なんだかんだ言って7月の方が暑く、意外と冷房もかけずに一日を過ごせる日が多かった気がします。

8月の後半からは週末のたんびに通り雨が降るようになり、コトール旧市街は、なんだかいつもとは様子が違うみたい・・・。普段は街並みを楽しみながら、ゆっくり歩く観光客でいっぱいの路地。通りのショーウインドウに心奪われ、入ろうかどうしようか迷うカップル。しかしひとたび雨が降れば、観光客はお土産屋さんやブティックの前を脇目も振らず走り去ります。みんなが求めるのは、雨宿りが出来る所。こんな雨の日は、観光で成り立つコトール旧市街では商売が難しいのであります。

日本では風が吹けば桶屋が儲かりますが、コトール旧市街では雨が降るとBARやレストランなどの飲食店が儲かります。ここコトール旧市街の殆どの飲食店では客席が広場に設けたオープンテラスで、傘を持たない観光客にとって大きなパラソルは希望の傘。夜ならまだしも日中は閑散としているBARのパラソルの下も、雨の日ばかりは雨宿りを求める客でひしめき合ってます。

Photo_83 運悪く、ピザ屋でどうしても挑戦してみたい食べ物(写真)があったmaity夫婦も、ピザ屋のパラソルの下、足止めをくらいました。お目当てはソルトパンケーキ。グラタン皿の中に、チーズと生ハムを挟んで包んだクレープ生地に、チーズをかけてピザの釜で焼いたもの。もうパンケーキなのか、クレープなのか、ピザなのか全然分かりませんが、とにかく美味しかったです。ところが、突然の驟雨に唖然。

良く良く考えてみれば、高級レストランならまだしもピザ屋は客足が回転してナンボ。ましてや雨宿りが目的なら、なおのこと。殆どの客が1.5€の切り売りピザと飲み物で雨が止むのを待ってます。これじゃ儲かってるようで儲かってないんじゃ…?

ところが、他のBARやレストランに比べ、ピザの香ばしい香りと手軽さは、雨宿りの間食には持ってこい。たちまちテーブル席がいっぱいになり、軒先には人がギュウギュウに固まりながらもみんな切り売りピザを注文していました。いつにない活気ぶりのピザ屋。店のお姉さんは傘を差しながら、店舗とオープンテラスとの間を何度も行き来していました。

んんー。前述を訂正します。

『雨が降ればピザ屋が儲かる』

さて、何だかムショーにピザが食べたくなってきたので、食べに出掛けようかな?明日は土曜日ですが、雨が降らないことを願ってます。

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2006年8月28日 (月)

当たり前だったこの空も

Photo_76

夏といえば乾期のコトールで、一日中雨の日なんて滅多にないこと。窓を開けると、憎いくらい晴れた空が毎日私の目に飛び込んでくる。こんな青空が当たり前だった。

そんなコトールも先週は、週明けから週末にかけてにわか雨が降るようになった。雷が連れてくる通り雨だ。珍しく一日中晴れたり降ったりで始まった一週間は、何だか雨が降るだびにだんだん涼しくなってきたような…。

そういえば、汗をかきながら食べてた夕食も、寝苦しかった夜も、気が付いたら平気になっていた。体が慣れてきたんじゃなく、夜の帷が降りると共に、空気が冷気を帯びてきたみたい。

晴れればまだまだ暑い太陽の日差しも、雨雲が通過するたび勢いを少しずつ弱めている気配。昼間でも木陰に入ればすぐ汗も引いてしまう。雷雲が昼夜を問わず雨を降らせるのは、秋の訪れを告げる冷たい空気が温かい空気に「ちょっかい」を出しているからだとか。

とはいえ、例年でいえば乾期は10月くらいまで続くそうで、コトールの秋は春よりも暖かな日が多いのだそう。本格的な雨期はまだまだ先の話。こちらの冬は日本でいう梅雨のような日々。だからこそこちらの人は、今の内にしか浴びることが出来ない太陽の光を、思うぞんぶん享受してる。

ちょっと外に出ただけで、私の肌をこんがり焼いてくれた太陽。秋が来て、冬になればあの太陽が恋しくなるんだと実感させてくれた一週間。本格的な秋はまだ先の話だと思いますが、今日は何だか確実に秋の足音を聞いた気がします。コトールに来て春から夏を過ごし、また新たな季節の足音に心躍る驟雨の音。今日も降ったり晴れたり、忙しい天気でした。

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2006年8月24日 (木)

ピンクハウスの事情:アンテ~ナ編

Photo_75 ピンクハウスとは、我が家のことです。←ね?ピンクでしょ?フラットの大家さんが「日本から若い夫婦が来る」と言って、淡いクリーム色からピンクの壁へ塗り替えたそうです(本当はそんな若くないんだけど…)。いえいえ、壁と家具が合わないとか、一日中部屋の中に居ると変な気分になるとか、そういう事ではないのです。実際、私はこの家が大好きです。本当デ~ス、ウソジャアリマセ~ンヨ~

このピンクハウスは家具はもとより、家電も食器類も全部大家の持ち物です。日本の家具付きアパートのような物でしょうか?面白いのは、世帯ごとに間取りも、内装も、家具も全然違うというところ。5世帯で構成されているフラットの内、我が家も含め3世帯の中を見たことあるのですが、全て違います。昔は一軒家だったろう建物を改装したからでしょうか、アパート内の個々の間取りまで全部違うというのも、日本では珍しいのではないでしょうか?

飾ってある絵や置物もその家の内装に合わせて古今東西の色んな物が飾られてて、フラット中を見て回れたら、きっと大家さんの人となりが分かる気がします。我が家ではないのですが、昔のカメラがショーケースに並んでいる家もあったり、日本製の昭和レトロな掛け時計や、年代物のワードローブが置いてある家もあります。ワードローブを使ってる住人は使い辛いって言ってたけど、素敵です。さながら大家さんのミュージアムのようなフラットです。

ところで、その大家の持ち物である家電が壊れた場合、所有者である大家さんに連絡して直してもらいます。ちなみに、私が住み始めていきなり、ありとあらゆる家電が調子悪くなり、大家の代理で来た息子さんに色々見てもらった事があります。そのうち、ある物は業者も呼んで直してもらい、またある物は「我慢してくれ」と言われ今日まで至っていますが、いまだに直ってなくて困っているブツがあります。それはTV。

そもそも来た当初から、チャンネルが2局しか見れないのです。クロアチアやセルビアの番組も映るはずなので、少なくても10局以上は我が家で受信出来るはずなんですが…。大家の息子さんに見てもらったところ、我が家のアンテナが盗まれていることが判明。屋外にあるTVの配線がブッチーンと切られ、ビニールテープでグルグル巻いてあるのです。だ、誰だ!!盗んだ奴はー!?

…で、後日アンテナを付けてくれることに。その話が出てもう1ヶ月以上経っていますが相変わらずアンテナは付いてません。そして事態は更に悪化。なんと、TVの電源が入らなくなってしまったのです。こりゃあかん!と思って早速電話。3日後、大家の息子さんが業者を伴って来てくれました。

初めてTVの中身を生で見ました。うわ~汚い、埃まみれの基盤を丹念にひとつづつチェックします。2時間後(!)、ようやく壊れた部品(コンデンサ?)を見つけ、部品を交換するのかな~と思いきや、回路にショートカット(短絡回路)をつくり、壊れた部品を経由しないようにハンダ付けしてしまったのです。・・・えぇぇ?これがすごい技術なのかどうかも分からず、呆然と見ていました。だって、新幹線「ひかり」で例えるなら、新横浜で止まらなければいけないところ、新横浜のホームで脱線事故起きたので、別路線で新横浜をスルーしちゃって、気が付いたら名古屋だった…ってな感じですよ?!壊れた部品が付いたままの基盤をTVに差込み、電源を入れるとTVはちゃんと映りました。密かに新しい薄くて大きなTVに買い換えてくれないかな~と思ってたが、すごい荒業だ…!

直ったTVのチャンネルを回すと、どのチャンネルも砂嵐。そこで、アンテナのことを思い出し「今日はアンテナ付けないの?」と尋ねると、大家の息子は「ごめん、アンテ~ナは買ったんだけど、今日持ってくるの忘れたんだ。また3日後、取り付けに来るよ。」…これって、まさかいつものオチ…?案の定、3日後になってもアンテ~ナは現れず、もとのサヤに戻ったのです。あぁ、また連絡しなきゃorz。

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2006年8月11日 (金)

凶と出るか吉と出るか?日本食パーティ

ちょっと前の話になりますが、無事AIR便にて日本食が手元に着いてたので、記念に(?)いつもお世話になっている方々をお招きして、日本食ホームパーティを開きました。

何週間も前から献立やら予定やら立てていたのですが、滅多に日本食なんて食べたことが無い面々にウケる日本の料理を考えるのは思った以上に大変でした。甘めがいいのかなぁ?しょっぱい方がいいのかな?濃い味?薄味?…何日も悶々と考えて、今手に入る食材と自分の力量(主にこっちが問題^^;)を考慮して、考えたお品書きはこちら↓

  1. ミックスサラダ(野菜は食べなくちゃね)
  2. 五目稲荷寿司(簡単だから)
  3. サラダ巻きのお寿司(新鮮な魚が捕れないから)
  4. お好み焼き(これが食べたいという友人のリクエスト)
  5. 茄子の味噌焼き(ある意味、冒険したくなった)
  6. にくじゃが(得意中の得意よ♪)
  7. 豆腐とワカメのお味噌汁(大好きという知人のリクエスト)

他にも煮魚とか唐揚げとか考えたのですが、結局良い魚も鶏肉も手に入らず断念。まぁ、これだけありゃいいっしょ!足りなかったら冷奴でも出そうかってことで(^^;)、この日は朝早くから市場へ行って仕入れ、半日掛かって支度してと大忙し!

そして午後7時…仲の良い友人2人、いつもお世話になっている知人家族4人、上司の総勢8人が集い、いざ出陣~!!

Photo_71

…する前に写真に収めておけば良かったのに、てんやわんやですっかり忘れており、写真はお開きになった後の残り物…(汗)いや、最初はサラダ巻きも形良く出来てたのですよ?

さてここで問題です。この日コトールに住む方々にお出しした上記日本食6品(サラダは抜かす)、今回もっともウケが良かった日本食は何でしょう!?また、非常に残念なことに8人もいて誰ひとり手につけなかった、かわいそうな子がいます…(T T)、その不評だった日本食はどの子でしょう?

パーティでびっくりしたのは、みんな箸が上手に使えること!割り箸の他にナイフとフォークも用意していたのですが、誰一人使わなかったのです。そして、ホームパーティでも招かれたら、手土産を携えてくるものなんですね~。みんなワインを片手にやってくるものだから、今我が家ではワインが溢れ返ってます(^ ^)v

ちょっと風変わりなパーティだけに、話題は自然と日本や日本食の話に。以前頂いた『ほんとうふ』を見せたりして「コトールじゃ手に入らないから、豆腐は貴重品だよ~」との言葉に、コトール人全員声を揃えて「売ってるよ!!」ぽかんとする日本人(上司と私達夫婦)…マジですか!?

「普通にスーパーで売ってるよ。みんな大好きだよ」と、言葉が出ない日本人を見て大笑い。いつも行くスーパーでなく、ちょっと郊外の大型スーパーに売っているとの情報をゲット。いや~パーティやって良かった。さっそく行かねば

それにしても、みんな醤油大好き!何でも醤油をかけて食べています。絶対、モンテネグロで日本食が流行ると見た。定年後はコトールで日本食店経営するかな?(^m^)

さて、問題の正解はこちら。

  1. 五目稲荷 
  2. サラダ巻きのお寿司 
  3. お好み焼き 
  4. 茄子の味噌焼き ×
  5. にくじゃが 
  6. 豆腐とワカメのお味噌汁 

勝敗を分けたのは、甘いかしょっぱいかの違いでした。五目稲荷は五目寿司が甘い上に稲荷も甘くてイマひとつ。サラダ巻きは酢飯の砂糖の割合がちょっと足りてなかったのですが、そこが怪我の功名だったらしい。一番ウケが良かったのはにくじゃが。これも甘さを控えて、その代りダシを多めに使ったのですがそれが良かったのかな?茄子の味噌焼きは誰も食べようともしませんでした。…ちょっと大人過ぎた?(^ ^;)

よし、この経験を活かし、次はもっと美味しい日本食を食べさせるぞ(^ ^)ノ

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2006年7月19日 (水)

そういうことか!こんチクショ~!

最近、我が家がおかしい。こちらに越して以来、親身に育ててきたプランターの植物たちが突如元気がなくなったり、夫が異様にパンばかり食べたり、そんなに食べていないはずなのに私の体重が増えていたり…。なんか、おかしい…何かの祟りかと考えてみたけど、祟られる理由すら見つからなくて首をひねっていた次第。

そんな先日、ふと、うがいをしようと水を口に入れたとたん

「うぇ~。ぺっ!ぺっ!」

水の味がはっきりと違うのです。明らかに塩味。なんじゃこりゃ~!

…そうなのです。コトールの水源はすぐ背後に迫る山からの湧き水。この時期乾期のコトールは、雨が降らない日々が続くと、徐々に山からの水が枯れていくのです。山からの水が少なくなると水位が下がり、すぐ目の前の海水が混じってしまうのであります。

「そういうことか!」

つい先日まで元気だったウチの植物が勢いよく元気がなくなっていった原因。それは良かれと思って、せっせとあげてた水道水。元気がないので、いつもより多めに与えてたのです。チキショ~(泣)

Photo_51

現在、我が家で育てている植物たち。ラベンダー、イタリアンパセリ、ローズマリー、スイートバジル、セージ、しそ、ペチュニア。

Photo_52 その中で浴びるほど塩水飲んでも元気に、むしろ育ちすぎてちょっと迷惑なくらいたくましいのがペニュニア。一番大切に育てていたラベンダーは、せっかく蕾が沢山ついて綺麗な紫色の花を咲かせていたのに、蕾が枯れてしまった…。

しそもかなり危なく一命を取りとめたが、早く食べたい。この時期、日本ではとっくにスクスク育っているのにまだ年少期から脱しない。早く大人になってくれ~

Photo_56 Photo_57

我が家のしそ(左)とバジル(右)

バジルなんか、塩水浴びてなお「ゴムの木」が上から落ちてくるという落石事故にも合っているので、懸命なリハビリが続いています。

夏は容赦ない太陽の光が降り注ぐため、朝10時半を回ると窓辺から床へ下ろします。それでも乾期なので、土の表面がすぐ乾き何度も霧吹きで水を与えていますが、ベランダすらないフラットでは、やはり育ちにくいのかな…。旧市街の堀の回りに植えてあるラベンダーとローズマリーは、同じ塩水を浴びて夏の太陽にさらされても全然元気だもんな~。お堀を歩くたびにこっそり交換したい衝動と、やるせない気持ちがこみ上げてきます。

それにしても、蛇口から出てくるしょっぱい水道水。当然のことながら、他の水回りでも出てきます。たとえば、シャワーとか。(我が家にはバスタブがありません、シャワー室のみ)目の前の海でひと泳ぎして、家に戻ってシャワーで体に付いた海水流そうと思ったら、また海水…みたいな(汗)

現在は貯め置きしておいた水を植物たちに与えてますが、本人達は料理するにも何するにも塩水で我慢しております。普通は逆かもしれないけど、それくらい投資しておかないと、ウチの植物が全滅しちゃう。(料理は塩が少なくすんで丁度いいかも?)断水に塩水…いつまでこの調子が続くのか。

そして、自分の体重増加は本人も原因を気がついているけど、これも夏のせいで、夫がなぜパンにこだわるのかは未だ不明です。

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2006年7月13日 (木)

ツルナ・ゴ~ラな休日

Photo_42 本日、モンテネグロは祝祭日。知人から『インデペンス・デー(独立記念日)』と聞かされましたが、先のセルビアからの独立に対する記念日ではなく、外務省の概要によれば本日は『建国記念日』であります。バルカン半島にある小国モンテネグロが、併合したり独立したりを繰り返した混乱の歴史の中にあるひとつの蜂起記念日です。

さて奇しくも、この『建国記念日』が私にとって初めての祝日。今日から日曜日まで、夫の会社もお休みです。「この4日間、何しようかな~」とアレコレ計画を練っていたものの、大家さんが我が家の修理に来てくれる事になり、早くも連休初日の本日は大家さんが来るのを待ってるだけで半日が終わりました。午後は海辺のバスケットゴールに向かってひたすらシュートし、汗をかき…そして、背後に迫る海からの海水を浴びました。

ただ何をするわけでもなく、夫とのんびり過ごした休日。モンテネグロの景観のようなゆったり、のんびりした時間。日本で夫婦揃ってこんなにマッタリできた日ってここ数年あったかな?マッタリ振りもこちらの流儀に沿ってきたようです(笑)

そして明日はツルナ・ゴーラ(モンテネグロの自称;黒い山の意)を代表する山。ロブチェン山に行きます。ロブチェン山…ガイドブックには1749mと書いてあるけど、どこまで登るのかな?すでにバスケで足が筋肉痛ですが…(^^;

お!コトールの時間で只今、22時。花火が上がりました。

Photo_43

家の前で撮ったので、イマイチですが花火の雰囲気伝わりますか?旧市街の上を大きな花火が打ちあがり、ものすごい音が鳴り響きました。目の前の海から打ち上げたのでしょうか、結構迫力ありました。ひゃ~きれいだった(^^)

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2006年7月12日 (水)

パイレーツ・オブ・・・

「パイレーツ・オブ・カリビアン/デットマンズ・チェスト」がいよいよ今月22日に日本で公開ですね。前作の「呪われた海賊たち」が面白かっただけに、日本を発つ直前に映画館で観た「デットマンズ・チェスト」の告知は、本当呪われたようにずっと脳裏から離れませんでした。もう、観たい!の一心で日本に一人残ればよかったと後悔するほど。この気持ち、分かります?そんな気持ちはここコトールでさらに膨らみました。

コトールに住み始めて、ふと気が付いたこと。それはこの大好きな映画に持った印象がここにもあること。目の前には不思議な地形の海。その海の恩恵を受けている街の暮らし。仲間意識は強くとも自由を愛するコトールの人々。「なんか、パイレーツちっくだな~」と思ってたら、まんざら海賊に縁がないわけでもない、ここコトール。海賊といえばカリブ海ですが、ここにもいたのですよ。称するなら「アドリアの海賊」?

コトール旧市街や周辺には数多くの教会があります。そのいくつかの教会の内部には多くの銀の額が奉納されています。この銀の奉納額は、信奉の厚い船乗り達が航海から持ち帰ってきたもの。よく見ると船乗りの形を象ったものや、自分の船のシンボルを象ったものなどあります。そして、よく見るとドクロの形をした奉納額も…。そう、信奉に厚いのは船乗りばかりでなく、海賊たちも同じなのです。自分たちの船の安全と航海出来た感謝をこめて、この銀を奉納していったのです。

Photo_40 コトール旧市街の教会でも、この銀の奉納額は見ることが出来ますが、特に有名なのがゴスパ・オド・シュクルパラ(岩礁の聖母)という教会の島です(写真)。2000枚以上の奉納額が納められており、また教会の2階には船乗りや海賊が使っていた物などが残されております。教会に限らず、コトール湾周辺の街には船乗りが造った街もいくつかあります。ここの人達が、海によって支えられ、繁栄したことがよく分かります。中には海賊が造った街なんてのもあるのじゃないのかな?『船乗り』という漠然とした言葉に、色々な想像が膨らみます。

ところで「パイレーツ」といえば、もうひとつの「海賊」。海賊版の横行です。街のCDショップには普通に海賊版が正規のDVDやCDに混じって売ってます。見た目はきちんとしてますから、手にとって「アレ?何で安いの?」と思うと海賊版だったりします。知人が英語の勉強にと貸してくれた「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」もタイトル通りパイレーツでした(汗)このDVDに関していえば、字幕はセルビア語のみ。字幕なしで観ると、ほんと大変です。

海賊版については賛否両論あると思います。海賊版の横行についての意見は差し控え、ただ、カルチャーショックと言ってもいいほどビックリしたのが、買った海賊版DVDの出来が悪かったら、良い海賊版のに交換してくれる店のシステム。買い手も売り手も、後ろめたさも何もなく、当然のように海賊版を「商品」として扱っているあたり、いかに海賊版の横行が浸透しているか伺えます。私は『良い映画はたとえ高くても本物を手に入れたい派』なので、店に海賊版ばっかりだと本物探すの、大変なんだけどなぁ…(- -;)

さて冒頭に戻って「パイレーツ・オブ・カリビアン」。3作目も公開決定しているそうで…。いいな~いいな~(> <)コトールにも来て欲しいな~

コトールにもひとつだけ映画館がありますが、いつもどこの作品か分からない映画が公開されており、人が入っていくところを見た事がありません。この映画館も由緒正しい宮殿を改装したもので、外観は街の風景と同じ石造り。それだけに中がどうなっているのか気になるところ(横を通ると音が漏れてます^^;)。「パイレーツ・・・」も観たいが、劇場の中も見てみたい!

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2006年7月 8日 (土)

コト☆フェス慕情~ヒーロー見参~

今年で14回目となるKotorski festival、子どものためのお祭りというだけあって、子供達が主役の踊りや劇があったり仮装行列や野外シアターなど、まさに子どもの祭典。劇に夢中になって、夜な夜な興奮した子どもの奇声が歓声が良く聞こえてきます(笑)

Photo_29 ←太ったロビンフット?謎の主人公(左端)のそばに集まる、お調子者の犬(左)としっかり者のねずみ(よく見ると美人)

2日から始まったこのフェスティバルも6日目となり、さすがに子ども向けの劇にも飽きてきたので、屋台を覗いてみることに。早速、旧市街の外に出てみると風船売りのおじさんに出くわしました。ん~?

おぉぅ!こんなところに永遠のヒーロー、悟空が!!

Photo_36

隣にはこっそりピカ☆チュウもいます。ここモンテネグロでも、ドラゴンボールやピカチュウなど日本のアニメが大人気です。私も欲しい、悟空の風船~

子どもの祭典とあって、市場の並びはすっかりオモチャの屋台がずらっと軒を並べ、お父さんお母さんが財布を開いてくれるのを待ってます。そして、日本を思わせる屋台もいくつかありました。

Photo_32 この屋台はとうもろこしの屋台です。1本1€(約150円)で、ボイルがいいかグリルがいいか選びます。私は焼きもろこし派!「もちろん、焼いてくだされ~」と頼むと、「OK、ちょっと待て」と焼きに掛かりました。おじさん汗だく。出来上がったら、塩を振るか聞かれます。う~ん、醤油があれば…。my醤油持参で来るべきであったか。

Photo_33ちゃんとトウモロコシの葉っぱに包んで紙ナプキンを添えて渡してくれます。

おいしかった☆

他にもポップコーン、アイス、クレープ(パラチンケ)、綿菓子など日本と変わらない屋台がいくつもありました。

そして…ここにもヒーロー見参!

Photo_39 日本にもある光るおもちゃに、目を輝かせている子どもたちを写真に収めようとしていたら、おもちゃ売りのおじさんが

「ん。俺か?俺を撮りたいのか?」

と、素敵な投げキッスをくれました。あなたのキッスにメロメロ…あなたは私のヒーローです。これからも子どもたちに夢と光を与えてください。

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2006年7月 7日 (金)

7月7日といえば…

7月7日。今日は七夕。日本では短冊に願い事を書いた笹を軒先に立て、夏の風情を味わっていることでしょう。私も普段滅多に夜空なんて眺めないのに、この日ばかりは織り姫とひこ星が出会えるか空模様を気にしてしまいます。

残念ながら今夜の日本のお天気は全国的に曇りのようですね。コトールも朝からどんよりとした曇り空。今はもうすぐお昼の2時、後7時間で日没ですがこの分だとコトールの空でも織り姫とひこ星は出会えそうにないですね。何とか夜には晴れて欲しいところです。

さて、7月7日といえば私たち夫婦にとって入籍記念日でもあります。その当時、関東のとある田舎へ戻っていた私のもとへ、婚姻届を出すため東海地方から夫が会いに来たのは別に七夕にちなんだわけではないけれど、はるばるやってきた夫と一緒に歩いて、あっという間の3年間。

3年目という節目をここ、コトールで過ごすなんて入籍当時は考えてもなかったことです。結婚したら平凡な人生を送るのかと思っていたけど、面白い出来事に囲まれ、いつも新鮮な空気を吸っていたような3年間でした。これからも夫と歩く道には様々な出会いや体験が待ってることでしょう。私は臆することなく踏み出せると思います。

ところで我が家では結婚記念日が2回あります。入籍と式の間が半年ほど開いているからです。入籍日と挙式日どっちが本当の結婚記念日なのか、未だに議題が挙がってますが、おめでたい事は多い方が楽しいので、我が家は2回祝ってます(笑)ちなみに…回数が多いのでお互い良く忘れます(^^;

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2006年7月 4日 (火)

コト☆フェス開催!

Photo_25 日曜からコトールの夏の催し物、Kotorski festivalが始まりました。こちらに来て初めてのfestival。ステージを組み上げてた金曜から私も「何やるんだろね?何やるんだろね?」と楽しみにしてました。時間を追うごとに増していく露店や人ごみ。当然期待が膨らみます。このお祭り、7月の2日から10日まで連日連夜行われる子供のためのお祭り、とりあえず初日のオープニングを見学に…。

オープニングは午後8時から。こちらではまだまだこの時間明るく、祭りの雰囲気出ず。遅れること20分。ようやく最初のステージが始まり、出てきたのは小さな女の子達。お遊戯ちっくな寸劇が始まったかと思うと、お揃いの衣装をまとった女の子達がダンスを披露。てっきり『ひょっこりひょうたん島』っぽい踊りかと思ったら、めちゃセクシーなダンス。

Photo_28

その後中学生くらいの女の子達と入れ替えて交互にアクロバットな踊りを踊ったり、バレエを踊ったり。「こりゃ、みんな私を子供と勘違いするよ~」中学生くらいの女の子なんか、殆ど身長一緒。私より色気があったりして…。(もしかしたら、まだ小学生だったかも?…十分あり得る)話は変わるけど、先日買い物先で「お嬢ちゃん、エライねェ~」と頭を撫でられ、おつかいに来た異国の子供と勘違いしたらしく、まけてくれました…(泣)

しかし、どこの国に行っても親っていうのは一緒ですね。ステージ下ではカメラやビデオを持った親御さん達が、必死に前の人の頭をかき分けながら撮影に夢中。その脇でよちよち歩きのキッズ達が、お姉ちゃん達のダンスを真似て一生懸命…その踊り、ラジオ体操第二?(笑)

さすがにフラッグや風船をちっちゃい子供に配っていた、スポンサーのHYPO GROUP BANKの人達も、フラッグを私に渡そうとして「あ、この子違う。」と気が付いた様子。いや、当然ですよ!いくらチビっこいからとはいえ、わたくしにもプライドってものが…。

Photo_27 と言いつつ、ちびっ子に紛れてカバの着ぐるみとツーショット写真を取ってきました。でもこのカバ(ん、本当にカバか?)なんか親しみやすさを感じさせないせいか、カバが近寄れば近寄るほど泣き出すちびっ子続出。こうして改めて写真を見ると…う~ん怖い…。着ぐるみのデザイン、もっと何とかならなかったのでしょうか?

「頑張れよ。」と肩を叩いてカバと別れました。

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2006年7月 3日 (月)

『びっくり商法』のアレやコレ

前回の日記に続いて、日本から届いた荷物のお話。日本を発つ前の過去の自分が、現在の自分へ宛てた『タイムカプセル』と言っていい程、時間を掛けて届いたこの荷物には、秘められた後談があったのです。

この荷物が届くちょっと前、会社へ掛かってきた1本の電話。相手はベオグラード(セルビア共和国の首都)の税関職員と名乗る人物から。

「お宅の会社宛の荷物が日本から届いています。中身を検査するのに、400€掛かります。」

相手の税関職員はこのような事を言ったそうです。その話を聞いた上司がムっとして、「なぜ中身を検査するのに、400€掛かるんだ?!」と確認すると、今度は

「じゃぁ、100€でいいので支払ってください。」

と当然のように言ったそうで。それで上司が「払う義務なんてないじゃないの?払うなら会社の費用で払え!」と担当に説教したら、すんなり払わずに終わったそうです。

この電話でのやりとり。要は税関職員が「賄賂をよこせ」と電話を掛けてきたのではないかと思われます。

この電話があったのは、荷物が届く2日前の話。その頃ベオグラードに入って、国内を2日掛かって送られてきたわけですが、賄賂を払わなかったから2日だったのか、単純に2日掛かるものなのか・・・?

今回たまたま引越し荷物という事で、会社が運搬の管理をしてくれていたので助かりましたが(海外転勤に伴う引越しは、会社が面倒みてくれるのです)、経験豊富な上司だからこそ、この対応が出来たのだと思うと、自分だったらワケが分からず払ってたかも…とゾっとしてしまいました。

上司いわく、旧体制の性質(社会主義)が抜けきれていないから、平気で賄賂を求めてくるのだとか…。上司の言葉そのままですが、ほんと、何で中身を見るのに400€掛かるんだよ!(400€=約6万円、100€=約1万5千円。いい商売です)

しかも、『じゃぁ、100€でいいです』だなんて、どういう商売しとんのじゃ~!もう、中国人も顔負けの商売上手です(笑)

ちなみに会社に届けられた荷物。気を利かせて会社の運転手さんが運んでくれたわけですが、前回の話の通り、旧市街の中へ車は入れられません。そこでこんな商売もコトールにはあります。

Photo_24

重い荷物や大量の荷物を旧市街の中へ運びたい時、この自転車を使って運んでくれるおじさんがいるのです。この年季の入った素敵な自転車。前輪が二つ付いた荷台にハンドルが付いており、荷台を右左傾けることによって、曲がります。ちなみにハンドルにはブレーキが付いてません(どうやって止まるの?)。運び賃は2€。色んな場所でこの自転車を見つけるので、最初「なんだこの自転車は?」と思ってたのですが、こんな商売もあったとは…。

さらに先週取り付けたADSLですが、現在モンテネグロでは電話会社が1社しかありません。だからやりたい放題で、サービスはいと悪し。ADSLの設定を依頼して、「明日行きます」と言った業者が我が家に来るまで1週間。これは「エクセレント!」と言われました。以前、同じようにADSLを頼んだら2年間来なかったのだとか(笑)

ADSLの設定に大家さんの了承が要りました。大家さんの名義で電話を使っているので、ADSLを付けると、今後私達がこの家を引き払った後もADSL付きの電話が残ってしまうわけです。引き払った後、ADSLの設定を取り消すことが出来ないのですが、それでも大家さんは快く了承してくれたので、ほんと感謝。おかげで、2分に1回切れていた接続も今ではバッチリ。毎月25€(約3,750円)は痛い出費となりますが…。

ところで、今回入れたADSL。一番小さなMプランというやつで、聞いていた話では256KB。ところが今接続して表示をみると、100MB…。その速さ、本当ですか?!

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2006年6月29日 (木)

おじちゃん、泣いちゃうよ?

昨日、今日と2日連続でコトールのおじさま達を困らせてしまった。それもこれも『言葉』という、コトールの城壁のような高くて頑丈な壁が私の目の前に立ちはだかっているため。そんな『言葉の壁』をモロに実感してしまった話です。

電話会社がADSLの設定するため我が家に来た昨日。夫の会社の担当者が力を貸してくれて、電話会社に依頼してくれたのです。会社の担当者の「ドアを開けるだけでいいよ。後は勝手に工事してくれるから。相手には日本人で、言葉がまだ話せないって言っておくよ。」との話に、すっかり安心しておりました。なんせ、私はセルビア語も英語もVerry poorなんで(^^;。

ところが開けた瞬間、セルビア語の襲来!一瞬、血の気が引きました。電話番号を聞かれて我が家の番号を教えたら、いきなり「ここじゃないな。」と言って帰ろうとするので焦りまくり。うちのフラットは大家さんの名義で電話の権利を買っているので、彼の持っている書類には大家さんの家の電話番号が書かれていたのです。その説明を伝えるのに四苦八苦。偶然通りがかった上階に住む人が、セルビア語でフラットの電話事情を説明してくれなかったら本当に帰ってたかも…(汗)

扉の中へ入れるだけでこの状態。しかし、本当の『言葉』の恐怖はこれから。旧市街は街を囲む城壁のせいで無線が届かず、有線のADSLを設定する為、『電話線の工事』と事前に伺ってたのです。しかし業者の手にはモデムの箱が。まさか…。

案の定、『PCには触らないよ』と言う話だったADSLの工事は、もろPCの設定でした。懸念していた日本製のPC、やはりこちらの業者には日本語の表示が分かりません。ウチのPCはWindowsなので、プロフェショナルな彼はアイコンを見ただけでスイスイ設定始めたのも束の間(「すげぇ~〈絵〉だけで判断してるよ」と感服)、「プロトコル(TCI/IP)はこれ?」「コピーってどの表示?」「コンパネから『ネットワーク接続』を探してくれ」「△※◎▼ってどれ?」…日本語表示が読めない彼は、私にセルビア混じりの英語で質問攻め。ただでさえIT用語を聞いただけで『うっ!』となる私に、肝心要の単語をセルビア語で言う彼の言葉は難しすぎっ!

頭は混乱、ビジー状態で完全フリーズ。あわや強制終了一歩手前の『応答していません』(笑)どうしても、彼の言ってる事が分からない込み入った話になり、ヘルプデスクに御相談(仕事中の夫に電話)。「あぁ今、『泣いていい』と言われたら泣ける…」ふと強烈に感した言葉の城壁。しかし、私よりも泣きたかったのは彼に違いない。なんせ言葉が通じない以上に設定がトラブったのだ。トラブルが解消されて彼が帰ったのは2時間後。見送った私は放心状態。

そして今日。突然、訪問を告げるチャイムの音が。以前セールスマンと言葉が通じず困ったこともあり、夫に『チャイムが鳴っても出なくていい。家に用事がある人は会社通してから来る』という戒めを守り、無視。ところが以前のセールスマンに増して、ピンポンラッシュ。これはいかん!と思って恐る恐る覗くと、なんと会社のお抱え運転手さんの顔が…。急いでドアを開けると、汗だくの運転手さんが笑顔で挨拶。会社宛に送った日本からのエアー便の荷物をわざわざ運んでくれたのである。

会社から途中まで車を使ったにしろ、旧市街の中への車の進入は禁止されている。城壁の門から我が家まで重たい荷物を、この炎天下運んでくれたのに、私は『居留守』。せっかく持ってきた荷物を持って帰るのも放置も出来ない気持ちが、あのピンポンラッシュ。ほんと心も耳も痛い、申し訳ない話だ。

今まで言葉がチグハグだったり全然通じなくても、何とかなったのは相手が私にすり寄って親身に話を聞いてくれたから。私ももっとこちらの言葉に真剣にすり寄らなくてはならないと痛感。運転手さんが頑張って運んでくれた荷物の中に、待ちに待ったセルビア語の本がある。さっそく開けて勉強だ!

Photo_23

…と思ったら、入っていない…orz。そういえば、あまりにも荷物が重くなり、船便の方に移したんだった。

それにしても、この荷物。中身はぐちゃぐちゃだし、ダンボールは底が抜けてるじゃないか…しかもフタ開いてるし。何カ国、通関してきたんだ?スイスのテープも貼ってあるじゃん。エアー便でこの扱い。船便はどんな姿になって来るのだろう。そして1ヶ月経った今、私の荷物を載せた船はどこの海を浮かんでいるの…?(泣)

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2006年6月27日 (火)

KitKat一族の野望

夫の会社の始業は朝7時。昼食は10時で、16時になると家に帰ってきます。

そう、我が家の4時はおやつの時間。子供がいないはずの我が家では帰ってくるなり「腹へった~」という人がいるので、おやつ常備は必須です(笑)

体と頭をフル回転するので、甘い物を良く好んで食べます。近頃のお気に入りはチョコが中に入っているパン。しかし、結構大きいので夕食になるとあまり食べなくなるという欠点もあり。(目の前の欲望に勝てないタイプ?)

そんな時、登場するのが日本にいる時から大好きだったKitKat。日本からモンテネグロへ来る時も肌身離さず持ち歩いたKitKatは、こちらでも売られています。しかし、スタイルが日本とはちょっと異なり、1本のチョコバータイプ。Too Bigなカレは食べる時「ボコっ」と音がするタフガイ。ちょっと硬いのです。カレには彼女もいて甘さが魅力の「ホワイトチョコ」です。

Kitkat_1

彼らは食べごたえがあり、私は1本で満腹中枢が刺激されるのですが、残念なのは彼らは一本気を通しているので、「ポキッ」と割れないのです。あぁ日本のKitKatなら3本くっ付いててポキポキ割れるのに…。そんな欲求に、KitKatに『ニュータイプ』出現。

『ニュータイプ』KitKat。それは日本で売られているごく普通のKitKat。ちゃんと3本並んでいます。日本で良く見かけるオーソドックスな形がこちらでは『NEW』なんですね~

写真上はこちらでおなじみのバータイプのKitKat。下が『ニュータイプ』。ちなみに右は日本から持ってきた『アソートタイプ』のKitKat。残り1個のいちご味。

『ニュータイプ』のKitKatが一番食べやすく、今我が家にはいっぱい置いてあります。コーヒーでも合いますが、この時期冷たいコーラと一緒に食べると最高(*^^*)次はどんなタイプが出るのか。KitKat一族の繁栄が気になるばかりです。

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2006年6月13日 (火)

どこで観よう?Wカップ!!

ワールドカップ・・・。昨日の日本戦、あなたは誰とどこで、はがゆい思いをしながらご覧になりましたか?どこの国にいようが気になる日本代表。サッカー通じゃないけどやっぱり観たい、Wカップ。あぁ、これをどこで観るか?これが私の連日の課題でありました。

こちらでは、ずっとW杯の試合を流す番組(セルビアだけでなく他国の試合も)があるのですが、我が家のTVは映りが悪く、代表選手はみんな、砂嵐の中試合をしているのです。

「ボールがどこにあるのか分からない!」

きぃ~!っと悔しい思いで衛星放送も付けてみたのですが、どこもW杯はやってない。我が家はJSTVを契約しているので、日本の放送(主にNHKだけど民放もたまに)観ることが出来るのですが、「放送権の関係で」時間を繰り下げてでも、W杯に関する部分を割愛して放送する徹底ぶり。あのデカいパラボナは何のためにあるんだ!!

さんざん粘って、結局砂嵐の中頑張るW杯しか観ることが出来ず。ついにセルビアモンテネグロの戦いは見逃しました。日本戦はどうしても見たい私は、街の中を偵察。W杯を観れるBARを探すための偵察であります。

それは簡単に発見。なぜって?旧市街の中にあるBARのほとんどが、外にTVやスクリーンを出していたからです。

BarW杯が始まる少し前に、ゴソゴソと大きなスクリーンを出し、プロジェクターを調節。大きなスピーカーも出して、準備万端。

←スクリーンせっかく出しても、閑古鳥(笑)

・・・で、集まるのはTVを外に出しているBAR(笑)そりゃそうだよ。試合が始まるのは、こちらの時間で15時頃(日本時間だと22時の試合)。夜8時くらいまで明るいコトールの屋外は、スクリーンで大きく映し出す代表選手の顔どころか、動きすら見づらい。でも、開放的な外でW杯を観るのもいいかも?日本戦はBARで、3時から飲みながら観てやる!!そう、心に決めてました。

で、昨日の日本戦。夫の帰りを待たず、ひとりでBARで飲んでていいものだろうか?悩みつつ、刻々と試合時間が迫る。すると、帰ってくるなり夫が「上司がTV見せてくれるから、W杯観に行こうよ!」・・・ちなみに夫の上司はお隣さん。ビールの代わりにコーラを持参で隣の家で日本戦を観てました(^^;)試合内容はともかく、セルビア語の解説で観る日本戦に爆笑。セルビア語は固有名詞も語尾変化するので、選手の名前も『俊輔が』『俊輔の』『俊輔は』で呼び方が変わるって分かってるけど、やっぱり微妙に違うのが可笑しくてたまらない。どうやっても「スースケ・ナカムレ」としか聞こえない・・・(中村が1点先制した時、過呼吸で死にそうになった)

しかし、上司の家で見る試合は何とも…(汗)次の対クロアチア戦は、やっぱりBARで昼間からビール飲みつつ観戦しようかな?でも相手がクロアチアだから、日本人ていうだけで大丈夫だろうか…?やはり、課題はクリアされていないようです。それでは、今日も偵察しに行きます。

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2006年6月 6日 (火)

モンテネグロのガイドブックと日本語のテキスト

近日このような物が発売されました。

ガイドブック『モンテネグロ』

文:ボリスラブ・ウスココビッチ、ミレンコ・パシノビッチ、編集:ブラスカ・ルビニョール・ストルガル、訳:山崎 洋、写真:ブラニスラブ・ストルガル、出版:スタジオ・ストルガル

Photo_13

先日、こちらの友人が「知り合いが作った本なんだけど、記念に…」と言ってくれたこの本。もらった当初は大興奮ものでした。なぜなら、日本語で書かれたガイドブックは、日本では売られてなく、いいとこ洋書のガイドブックしかなかったから。

美しいモンテネグロの自然を中心とした写真が多く載っており、写真集としても魅力的なのですが、建造物や美術品など、モンテネグロを代表する史跡・文化も多く盛り込んで、詳しい解説が添えられてます。もちろん、コトールについて詳しく書かれています。

出来たばかりと伺ってたけど、最近コトールのお土産屋さんにも並ぶようになりました。

旧市街のお土産屋さん全て覗いてみたのですが、値段は17ユーロ(2,500円くらい)でした。「いい値するなぁ~」とも思ったのですが、装丁がすごいきちっとしてて、カラーの写真を大きく載せているのに、これは安いかと…(^^)ちなみに、英語版・イタリア語版・フランス語版なども同時に売られてました。コトールへ訪れた際は、ぜひ記念におひとつどうぞ!…なんて(^^;)

コトールで出回ったのもつい最近なので、日本にはまだ売られていないようですが、これが日本でも出回れば、モンテネグロに訪れる日本人観光客が増えるかも…?いや、観光客が増えなくてもいいから、せめてモンテネグロの知名度が上がって欲しいところ。

さらに親しい知り合いご夫婦と夕食を共にした折、ご婦人がおもむろにカバンを開けると日本語のテキストが…。私達との会話が弾むようにと、さりげなくカバンに入れていたのであります。

ご婦人いわく、日本について勉強されているそうで「同じテキストを、もうひとつ持っているから、これをあなたにあげるわ。」とセルビア語版、日本語テキストを頂きました。

このテキストは非常に便利。逆引き辞書のように使ってます。もちろん日本語の会話集だから、『すきやき…sukijaki』『てんぷら…tenpura』とちゃんと日本食が載っているのだが、会話が日本的なのかセルビア的なのか。なんか笑える。

[訪問]のページには『これ、つまらないものですが…kore,cumaranai mono desu ga.』と書かれていたり。日本的な[お世辞]のページがあったり。すごいのは[交際]のページ。『私には関わりのないことです』(どんな交際場面で使うんだ?)『気が変わりました』(ええ~?)『かなり退屈ですね』(す、すみませんでしたー)実際使われたら泣いちゃうような会話がてんこ盛り。

ガイドブックをくれた友人も、日本語のテキストをくれたご夫人も、いつも気にかけてくれるんですよね。ありがたいことです。

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2006年6月 4日 (日)

英国より、来る

Photo_7 昨日私にとって姉のような存在であるりんさんより、誕生日プレゼントが届きました。

送ってくれるという話は聞いていたものの、実際何を送ってくれたのか全然知らず、楽しみに待っていたのである。

送られてきた小包の中身は、大変貴重でありがたいものばかり。

わがまま言ってアロマポットを頼んだのだが、そればかりか今私が一番欲しいと思ってる、日本食も詰めていてくれたのである。イギリスで売られている『いなり寿司の素』と『豆腐の素』。この二つはかなり衝撃的だった。

Photo_12

『いなり寿司の素』は、以前りんさんのblogで読んだことがあったので、見た瞬間「これか!」って思わず笑ってしまったのだが、『豆腐の素』なんてのもあるんだ。

彼女には以前豆腐の話をしたので、それを覚えていてくれたのだろう。そしてその他にも、体調を気遣って色々な症状に合わせたメディカル製品も入っていた。

こういう気遣いをしてくれるりんさんにとても感謝すると共に、彼女がイギリスでの経験から、このような気遣いが生まれたのではないかと思うと、彼女の今までの苦労に触れた気もしちゃうのだ。

ちなみに彼女は緩衝材に至るまで気を遣ってくれている。ティッシュや洋服など、生活で使うような日用品を緩衝材代わりに入れてくれた。

ティッシュは実はこちらでは大変貴重。なぜだか分からないが、こちらのボックスティッシュというのがめちゃくちゃ高い!1箱2ユーロ(280円くらい)。

日本でこの値段なら、5個セットが買えるだろう。それでポケットティッシュを買うのだが、案外これも高い。鼻炎持ちの夫はこのティッシュを大層喜んでいた。やはり質では日本製に限るもの。

今回の贈り物は、私にまた頑張る気力を与えてくれた。私も色んな経験を積んで、自分を高めていきたいものである。

りんさん、ありがとう!頑張ります!!

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2006年6月 2日 (金)

雨乞いの儀式でもしますか?

それは慈雨。恵みの雨ともいう。
つ、ついに雨、降ったでぇ~!!
私がコトールに来たのは5/12のこと。あれから今日まで、雨が降らなかったのです。
城壁の外を流れる堀の水位も日に日に下がる一方。今、心配なのは水枯れである。
一昨日は2時間くらい断水した(単にフラットの配管の調子が悪いって噂もあり)雲は出ているが、雨は降らない。あと一歩といところなのに…
「これは、ワタクシmaityが雨乞いの儀式でもせねば」
maityが雨乞いしたところで雨は降らないと思うが、一応雨乞いの振付けとか考えてみる。
「あとはシュチュエーションと、曲選びだな。」
と言っているうちに、昨日は雨雲が広がりポツポツ降りだしてしまった。
(えぇ~?まだ踊ってない…)
天は余程maityの踊りが見たくなかったようで、午後からしっとり降りだした雨は夜には本格的になり、そして今日の朝9時。雷が鳴り、一時ヒョウまで降らせたのである。


Photo_5 写真はヒョウが降った直後。我が家の窓からの風景。この1時間後、すっかり元通り晴れてしまった。

ところで、maity宅のそばにオープンテラスのbarがあり、大きなスピーカーとウーハーを外へ出し、ガンガン音楽を毎夜流しているのであるが…
「毎晩10時から1時にかけて雨よ、降れ!」
昨夜ここに来て初めて聞く雨音に、こんな願いも込めてみた。
ところが昨夜10時を回ると、いつものように賑やかになり、嬌声まで聞こえる。
(え、ええぇ~?どゆコト~??)
さ、さすがだみゃー!!激しい雨の中、いつものように大きく広げたテントの下、いつもと変わりなく陽気にビールを飲むコトールの人々。よっぽどこっちの方が雨に感謝しているような光景である。

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2006年5月29日 (月)

誕生日はイカリングフライで

昨日5月28日は、不肖maityの誕生日でありました。

まだまだ不慣れなこの土地で、こうして自分の誕生日を迎えるというのも、なんだが不思議な感じ。
それで夫がプレゼントでも買いに旧市街を散策しようかと思いついた訳ですが…。「ちょっと散歩にでも行きましょうか?」と夫の上司の誘いが来て、断念。

Photo_4 

「ちょっと散歩」は、旧市街から西へコトル湾に沿って、ムォという村を越してプルチャニという街まで、距離にしてざっと片道8kmの長い道のり。途中、云われの深い宮殿址や教会を眺めつつ、目的地のへたどり着いたのは、1時間後。
教会をじっくり見物し、ビーチそばのカフェで一服。ビールで乾いた喉を潤していると、隣の席からいい匂いが…。見ると、ビール片手にイカリングフライとポテトを美味しそうに食べてるではないか。

(昼間っから何飲んでんだ。)と、自分の片手に持っている飲み物を忘れ、イカリングの匂いに執着。

夜、せっかくの誕生日なので、レストランに行くことになり、夫の計らいでシーフードのおいしいお店でディナーを。
そこのメニューを見て目に飛び込んだのは「fried squid」。もしや、これは・・・!予想が的中し、見事に昼間見たイカリングを胃に納めることが出来ました。
「せっかく来たのに、イカリング・・・。」夫のつぶやきはごもっとも。イカリングは冷凍食品で手軽に手に入るのです。それでも食べたかった。
その後、今日仕入れた魚を見せてもらい、結局何が何の魚か分からず、お勧めの鯛を塩焼きにしてもらい(塩焼きは裏レシピ。焼いた後オリーブオイルをかけるのが本当)、久々の魚に酔いしれました。
誕生日にも関らず、ケーキは食べずに相変わらず道端のアイスに手を出し家路に向かいました。

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2006年5月22日 (月)

『そのとき歴史は動いた』

昨日はモンテネグロの独立を国民に問う、国民投票が行われました。

こちらに来て真っ先に覚えたセルビア語の単語は「Ne」と「Da」。英語でいうNo とYesです。
今回の投票では、独立反対派は「Ne」賛成派は「Da」。ビラでも大きく書かれ、集会でもこのシンプルかつ明瞭なスローガンを叫んでいました。

実は昨日、日本から仕事の都合客人が来ており、レストランで夕食をとったけど、珍しくオープンテラスは2・3組の客しかいないし、音楽も掛からずひっそりしてました。マスターも早く店じまいしたくてウズウズ。何度も「フィニッシュ?」って聞いてくるし(笑)
「さぁ、結果が出ると騒がしくなるから、急いで帰ろう!」
足早に店を後にしました。

国民投票の結果、モンテネグロは独立に向かいます。
昨日は結果が出されると、みんな表に出て、花火は打ち上げるは音楽は大音量で流すはのドンチャン騒ぎ。夜通し騒いでいたようです。
その頃、私はどうしていたかっていうと、前後不覚に酔払って爆睡。世紀の一瞬を肌に感じることなく、意識の片隅で花火が打ち上がるのを聞いてました。

夜が明けて今日、旧市街はいつも通りの朝を迎え、ニュースでは各地の騒ぎ振りを報道。
コトールの様子も映し出され、昨日の夜がどんなに凄まじかったか、今頃びっくり。さらにびっくりなのは、ライブで首都ポトゴリッツアの様子が映し出され・・・まだ騒いでる!時間はとっくに朝の6時半を回ってるってのに…。

私が爆睡中に歴史が動いたので、歓喜に酔う民衆を写真に収められず。

朝日新聞にもモンテネグロの様子が載ってました。→http://www.asahi.com/international/update/0522/004.html

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2006年5月19日 (金)

旧市街の住人

コトールへきて一週間が経ちました。早いもんですねェ~こちらは皆のんびりしているので、私自身も「え?やっべー、もう一週間経ったの?」って感じ。

本当に、時の流れがゆっくりしているように感じてる。こちらの気候も、ここ1週間ずっと晴天。変化がありません。まるで、ここの営みそのものを象徴しているかのように、空はずっと真っ青です。

Photo_2 こちらの写真は、正門をくぐってすぐの広場の様子。

ご覧のように、石畳に石造りの家、それに整然と並ぶ緑色の鎧戸。旧市街の建物はほとんどこんな感じ。

この旧市街はほとんどが中世の頃よりの建造物。ユネスコ世界遺産に1979年複合遺産として登録されています。もちろん私の住むフラットも世界遺産の一部。

面白いのは、この古い石造りの建物を上手に利用して、下がお店、上に住人が住んでいるのですが、人々の営みそのものが風景になるってところ。

ってことは、私がフラットの窓を開ければそれはそれで絵となり、閉めれば閉めたでそれもまたいとをかし。私が窓辺に佇めばアングルとしてはなお効果的?石投げられるかも(汗)

この風景を観に多くの観光客が訪れます。観光客を入れないように写真に収めるのは至難の業。

昨日は日本人の団体さんに遭遇しました。いやぁ、日本人のおばちゃん集団はどこにいても・・・(笑)これは写真に撮れば良かった~

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