セルビア語の授業を受けに、アンジのお家に行くとババがいます。
正確にいうとアンジのお母さんで、アンジの愛娘イバーナちゃんからみるとBaba(おばあちゃん)なのですが、私と夫はアンジの生徒のくせにいつも「ババ」と呼んでおります。(それも本当の孫が、まだ1歳だというのに)
ババはBERANE(ベラネ)というモンテネグロの北部に住んでおりますが、ここ1ヶ月近く、アンジの家に滞在しています。はじめて会ったその日から、優しく面白いババだったのですが、毎週通っているうちにホントに自分のお婆のように打ち解けてしまいました。ババは英語が話せず、ものすごい早口のセルビア語で会話しているのですが、それでも楽しいひと時を過ごせるのがすごく不思議。会話が成り立ってないのに、通じてしまうのです。ババの人柄なんでしょうね。変な英語と日本語しかしゃべってない私に対し、娘のアンジと変わらぬ態度で接してくれます。今日はそんなババの名言集を少し・・・。
アンジの旦那さんが「ババはいくつだと思う?」と聞くので、夫が「65歳?」と答えると旦那さんは「65歳に見えるって!」とババに言うので、てっきりもっと上だったのかと思いきや、本当の年齢は60歳。(しまった~!)夫婦して冷や汗をかいているとババがひと言。
「この人(アンジの旦那)のおかげで実際より年取った。」
この辛辣なひと言。それも娘婿の頭をペチペチ叩きながら。ババには初っ端から、腹がよじれるほど笑わせて頂きました。
大きなソファーに腰掛けて、孫娘のためにチクチク編み物をしているババ。実際見た目は、外国の映画に出てくるようなおばあちゃんなんですよ?このギャップが大好き。いつもこんなやりとりで笑わせてくれます。
そして今日はババの独壇場でした。
アンジの旦那さんは、私の事は下の名前で呼ぶのですが、夫に対しては仕事上の付き合いもあって、ついつい苗字で呼んでしまいます。するとアンジが「それはfamily nameだから、maityも同じなのよ!ちゃんとfirst nameで呼びなさい。」プンプン怒ります。「それじゃ、maity。俺のfamily nameを知ってるか?」と旦那さんに聞かれ、実は知らない不貞の弟子maity。「いや、(発音が難しいから)ずっと聞きそびれておりまして…知らないのですが…?」
そこでババがひと言。
「それじゃあ、アンジのfamily nameは?」
え!この国は夫婦別姓なの!?知らなかった!!
「いや、同じfamili nameだよ。」
えぇ??旦那さんのfamily nameを知らないから、アンジのfamily nameも知らないんですが…(汗)
さらにババの住んでいる街の話になり、住所を書いてもらったところ、
「日本から葉書送ってくれるの?」
え!?今年の冬は日本へ帰らないという話をしていたのですが…。
「じゃぁ、いつ日本から送ってくれるの?」
「たぶん来年の夏か冬に日本へ帰ると思うけど、来年の冬は日本で過ごしたいな。ってことで、1年後くらいに葉書送るよ(笑)」
先の長い話なんですが、日本からじゃなきゃダメでしょうか・・・?
すると、アンジの旦那さんが、
「1年後じゃダメだな。ババ、この世にいないかもしれないし(笑)」
すごい、ブラック!!あんたの姑でしょーが!!
そこでババ、ひと言。
「うん。来年はいないから今年にして。」
「・・・じゃ、コトールから送ってもいいですか・・・?」
「BABAだけ書いてもどこのババか分からないから、ちゃんと名前書いてね。」
・・・!!
ほんと、アンジも旦那さんも茶目っ気たっぷりの人ですが、それ以上にババのジョークは折り紙つき。天下一品です!大体、住所氏名を書く時、自らBABAと書いてくれたんですよ?
アンジ一家を見てると、外国のコメディーを見てるみたいです。今、というか、長らくアンジからイギリスのコメディードラマのDVDを借りてるんですが、だいぶ昔のコメディーだけど結構おもしろいんです。ここに登場する家族に似た、質の高いセンスをアンジ一家も確実に持ってます。
ババが嫌がるイバーナちゃんの首にマフラーを巻きつけて遊んだので、イバーナちゃんは大泣き。私達はこれを期に(?)家に帰ることに。自宅へ戻ると21時。あ、あれ??授業は18時半に終わったはずが!?楽しいひと時って本当あっという間ですね~。このひと時で、その前のひと時に学んだセルビア語が抜けるのですが。
そんな楽しいババですが、今週末には実家のBERANEに戻ってしまうそうです。ぴったり息の合った姑・婿コントが見れなくなると思うと寂しくなります。ババは広大な庭に果物や野菜を育てているそうで、自家製のラズベリージュースもおいしかった。コトールでは食べられない北部の郷土料理も美味しかったし(コトールの郷土料理というとイタリアンなので、わたしにとって、ここでモンテネグロの郷土料理を口にするのは結構難しいのです)。いつか雪が降らない時期に遊びに行ってみたいです。本当におばあちゃんの家に遊びに行くような感じで。
あ、そういえばウチのババは元気にしてるかな?今度電話してみよ~
(でも、電話すると「国際電話だから」って一方的に切られちゃうんだよね。)
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Ja volim BABU ・・・I love おばあちゃん
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