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2009年10月 7日 (水)

モンテの常識・・・??

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maityのお友達、ヘレン(仮)が先日ちょっと愚痴をこぼした。

ヘレン: 「なかなか、就労ビザが更新できない・・・ハァ~」

セルビアから就職のためモンテネグロにやって来たヘレン。セルビアといえば、つい3年前までは同じ国だったけど、独立した今日、セルビア国籍のヘレンは外国人なのであります。

自国の国民の利益を守るためなのか、何かと外国人に厳しくなってきているようなモンテネグロの法律。
外国人が自分達より儲かるのがそんなに悲しいんだったらさ~、「悲しみを労力に変えて!(マジメに)働けよ!モンテの国民!」…って思っているんですが、実際、一番メンドクサイのが就労ビザかも知れません。

ヘレン: 「maityも今年、ビザの更新がだいぶ遅れたよね・・・。」

そう。maityも今年5月、ビザに必要な書類を警察担当者が把握できず、なかなか更新できなかったという過去があります(私の場合、就労ビザじゃないけどね)。
なので、ヘレンのため息つく気持ちがよーく分ります。
ん・・・そういえば・・・???

maity: 「ねぇヘレン。ビザ更新の手続きするとき、”心付け”は持って行った?」

ヘレン: 「ココロヅケ・・・?何それ?」

心付け・・・。そうそれは、「不可能」と言われても「可能」にしてしまう…モンテネグロの不思議な魔法。
別名、「袖の下」とか「賄賂」とかとも言う。

maityのビザは、担当者が書類を把握できず更新が遅れていたが、チョコレートをあげたら、今まで分からなかった書類を思い出したらしい…(笑)
それまでずっと滞っていたビザの更新が、いきなりその場で更新された。う~ん、まさに魔法じゃよね・・・。

こういう重要な事をお願いするとき、「心付け」やら「袖の下」を寄越すのが当然だと思っている人が多いのが、役所や警察だったりします。
彼らにしてみれば、「袖の下」は常識なのであります。

ちなみに心付けは、担当者が男性ならラキヤ(蒸留酒)女性ならチョコレートと決まっているものらしい(笑)

ヘレン: 「えー!? なんで、チョコレートあげなきゃいけないの!だってビザの手続きは、彼女の仕事でしょ!!絶対そんなの許せなーい!」

と、マジで怒るヘレン。・・・これが若さか・・・(ノ_-。)

う~ん。大人の女maityだったら、「たかがチョコレート1枚、これで済むなら安いものさ。」…なんて、思わなくもないのだけど。
こういった金品の受け渡しが後ろめたい行為と分っているから、担当者は自分では何も言わない。でもだからといって、チョコレートを貰わなきゃ、やるべき仕事を前向きにやってはくれない。(…子供かよ!<笑)
こんなの、常識と思ったままでこの国は良いのだろうか・・・?

「絶対そんなの許さなーい!」って言ってる心清きヘレンを応援したのだけど・・・きっと、チョコレート持って行けば、さっさと話が好転するんだろうなぁ~(…切ない)
果たしてヘレンは、チョコレートを持参して行くのだろうか・・・?

ハァ~。

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コメント

こちらでも一緒でセルビアから来た人が就労ビザを取るのが一苦労みたいです。
オットが職場の法務関連を担当しているのですが、ついこないだも職場のセルビア人のビザを取得する為の手続きに関して愚痴ってました。(とはいえ、私の件で外国人担当部署には何度も通っていて顔見知りということもあり、担当者と話もしやすいみたいですが)

うーん、袖の下を渡すのが大人か子どもの分け目かといったら何とも言いづらいですが、モンテの世渡りに慣れているか慣れていないかと言ったところでしょうね。ヘレナさんはこれまで運良くビザ取得でこういった仕打ちにあった事がなくて、今回モンテだけが特殊だ→モンテ一国だけこんな事がまかり通っていいはずがない!と納得いかないのかな。
とはいえ、私は経験しなかったものの、セルビアも多かれ少なかれあるんじゃないかと思いますけどね。(ヘレンにとっては本国だから気がつかなかっただけかもしれないですが)

まあ、個人的にはヘレンさん100%支持したいところですが、就労ビザとなると個人滞在とは違いますし、余り長引くと下手すると会社での仕事にも影響がでてしまうかもしれないだろうし・・・そう考えると、まあ滞在国の慣例に従うのも致し方ないということになるのかな。
システムが腐りきった国でもたまにまともな仕事をする人もいるので、そういう人が担当してくれるといいんですけどね(え、モンテにはどこを探してもいないって?!)

投稿: mic’o | 2009年10月 8日 (木) 04時52分

大変だねぇ。
そこらの国は(ってまとめると怒られそうだけど)、袖の下は当たり前かもねえ。
感覚的にお金のある人からはもらって当然とかそういうのも根強いしね。。残念ながら。。
外国人からもしっかり税金取ってるくせになんの恩恵も受けれなくてそういう時プチむかつくよねー。
特に企業でいってると結構な税金納めることになるもんねー。

投稿: Rion | 2009年10月10日 (土) 16時58分

Mic'oさん

ボスニアでも、セルビア人のビザ取得は大変なんですか。
就労ビザは、日本人よりセルビア人の方が取得しやすいのかなと思ってましたが、実際はセルビア人の方がより厳しいように感じます。

ヘレンは、いつか法務関連の仕事を任される事もあるかもしれないので、あえて自分で取得するように会社側の指示が出てるのです。なので、いざとなれば、会社のベテランの方がフォローしてくれるとは思いますが…。
(といっても、そのフォローが「チョコは持って行った?」のひと言だったそうですが<汗)

私の時同様、書類を把握していなかったり、たらい回しにされたりと、さんざん振り回されたあげくに「袖の下」なんて話が出て、まだまだ社会人1年目のヘレンには、とんでもない大人の世界だったのかもしれません。

一応グローバル企業なので、社員みんなには、どこの国に行っても「袖の下」ひとつで商売が成り立つと、楽に考えてもらいたくないなぁ~と思いつつ(モンテの常識のままで海外出ると、本当とんでもない事が…)、
ヘレンには、こういった現地での慣例に慣れることも、会社にとって時には必要な事だという事に気付いて欲しいものですね。

ただ残念なことに、私のビザにしても、ヘレンの就労ビザにしてもどうやら同じ女性担当者のようで、もしかしたら、コトル署内で外国人ビザの担当者は、彼女だけなのかな…?
「袖の下」はともかく、要る書類を把握していないのが一番うんざりさせられるので、今度行く用事が出来た時は、頭に良いといわれるカカオの含有量が多いチョコレートをいっぱい袖の下に入れてやろうかな?(^m^)

投稿: maity | 2009年10月12日 (月) 21時52分

Rionさん

こっちに来た当時は、こんなユルくて大丈夫なの?ってこっちが心配になるくらい規制がゆるかったのに、いつの間にか、外国人にはしっかり厳しくなっちゃって…(怒)

ほんと、外国人から搾り取れるだけ取ったろ~って根性が見え隠れしてるのが、なんだかねぇ。。。

モンテネグロに進出してる外資企業って、実はまだ4社程度で、もっと外資を呼び込みたいようだけど・・・(笑)
個人にしても企業にしても、もうちょっと優遇措置を取らなきゃ、皆撤退しちゃうんじゃないかな~。
このままじゃ、絶対、外資企業なんて増えないと私は確信してるんだけど(笑)

投稿: maity | 2009年10月12日 (月) 22時21分

ついこの間まで同じ国内だったのに55.5%少しの賛成で決まった独立の結果、セルビア人にはだいぶ不利益が多いみたいですね。モンテネグロ人がセルビアで働く場合も就労ビザが必要なんでしょうか・・・ところで、写真に写っている仮面は祭りの衣装かなんかのようですけど、ヨーロッパ的な雰囲気の伝わる写真で情緒を感じます。

投稿: Ciro | 2009年11月14日 (土) 19時41分

Ciroさま

お返事が大変遅くなり、申し訳ございませんでした。

確かに、国民投票の結果が示す通り、モンテネグロ国内においても、独立して良かった面不利益が発生した面、双方を感じている国民が多いように思います。

モンテネグロ人がセルビアで働く場合も、持っている国籍がモンテネグロのみなら、もちろん就労ビザが必要かと思います。
また、モンテネグロにも幾つか大学がありますが、独立後も、セルビアの首都ベオグラードへ進学する若者は多く、大学卒業後もセルビアに留まる人も多いと聞いています。

写真は、ブドバ旧市街の一角にあるアンティークショップの窓際を撮ったものです。実は仮面ではなく、陶器の置物のようなのですが、いざ飾るとなるとこれはセンスが要りそうと思いながら、ユニークさに惹かれ被写体に収めてしまいました。

投稿: maity | 2009年11月16日 (月) 23時57分

ご説明ありがとうございました。
ところで、コトルは世界遺産なのに
ブドヴァはそうではないですよね。

ブドヴァの旧市街というのもコトルほどでないとしても
それなり歴史的価値は有るんでしょうけど、
現代的なリゾートという雰囲気が強い街なんでしょうか?
ブドヴァもたぶん世界遺産の価値が有るんだろうな、
と思ってます・・・

投稿: Ciro | 2009年11月30日 (月) 00時13分

Ciroさま

ブドバ旧市街も、コトル同様古くからある都市でありますが、コトル旧市街だけがなぜ世界遺産に登録されかは、都市の造り以外にも色々歴史的な価値があるからでしょうか。
旧市街の人々の暮らし(中世期には自治を確立していたこと)や、ボカ・コトルスカ湾に面した独特な地形というのも含めての世界遺産と、聞いたことがあります。

ブドバ旧市街は実は1979年の大地震により、市街の大部分が崩れ、現存している旧市街は古くても約30年前に殆ど改修されたものようです。
ですので、現在の旧市街そのものには歴史的価値があまりないのかも知れません。コトル旧市街も、その地震により、大打撃を受けていますが、自治を確立していた事を示すモニュメントやその資料、歴史的な価値がある教会や時計塔が幸いにも残されていたため、世界遺産に登録されたのではないでしょうか。

ブドバとコトル、それぞれ城塞としても機能していた街ですので、同じような古い都市であっても、ひとつは外洋に面し、ひとつは内海に面し、城壁の造りひとつとっても違いがあり、修復されているとはいえ、往時を偲ばせる独特の雰囲気があります。
とはいえ、ブドバ旧市街の周り(新市街地)が高級リゾート地ですので、旧市街の中の雰囲気も、やはりリゾート地の趣きは強いと思います。ブドバに限らず、コトルも現在そうなりつつありますし、クロアチアのドブロブニク旧市街も観光客向けになっていますし、それは致し方ないのではと思っています。
ですが、改修されている分明るい雰囲気があって、私自身はブドバ旧市街がとっても好きです。

投稿: maity | 2009年11月30日 (月) 07時41分

詳しくご説明頂いてありがとうございます。いろいろ知識をお持ちなんですね。やはりモンテネグロは海岸沿いにたくさんの魅力が有るんでしょうか。私は10年位前にモンテネグロへ行った際、残念ながらポドゴリッツァの町を少し見ただけで観光を終えてしまいました。せめてコトルは見とくべきでした。ティヴァトも良さそうですし。いずれブドヴァでリゾートらしく過ごすのが夢になりました。

投稿: Ciro | 2009年12月 6日 (日) 23時36分

Ciroさま

そうですね。モンテネグロの沿岸部は、決して派手ではありませんが、のんびり、陽気な所が多いです。
夏のバカンスに、のんびり過ごすには良い所だと思います。
ブドバでリゾート気分を満喫されるなら、夏が断然お勧めです。
いつか、夢を実現できるといいですね。ぜひお越しください。

投稿: maity | 2009年12月11日 (金) 03時35分

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