maity 救急車に乗る ②
-前回の話から-
夫が突如腰の痛みを訴え、夫の上司の機知で急遽、往診の医師がmaity宅を訪れる。診断結果はヘルニア。おしりに注射を打たれ、痛いと叫ぶ夫にプスプス失笑する医師と看護婦。それに便乗して笑うmaity。しかしmaityが笑っていられるのも、ここまでだった・・・
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「じゃ、奥さん行きましょうか?」
往診の先生と看護婦に連行されるmaity。
夫(と私)は、こちらに籍を置いたわけではないので、モンテネグロの保険証を持っていない。今回の治療費は実費になるのだが、日本の海外旅行傷害保険に加入しているので、保険会社に請求すれば治療費が戻ってくるのであります。
その手続きに必要な書類(伝票とかカルテとか)をもらうのと、治療費を支払う為に往診の先生についていくのであった。(それと、後日通うメディカルセンターの場所を覚える為)
広場に出ると、白い小さな車が止まっている。車両禁止の広場に堂々と止まっているこの車、レトロすぎる…救急車じゃないよね?なんだか噂の国産車ザスタバの「ユーゴ」シリーズに似ているけど、先生の愛車だよね?そもそも往診で救急車使うのおかしいし。
「この救急車の後ろに乗って」
アイタタタタ。やっぱ救急車だったよ(笑)
よく見れば、ちゃんと青いパトランプがついてるし、ボディには赤い十字架マークが。それにしてもせまい。コンパクトカー並みの狭さに加え、後ろには担架も装備。救急車がこれでいいのだろうか?
「オン ザ ナース。オン ザ ナース。」
え。オン ザ ナース??・・・On the nurse !? 看護婦の上に乗れと?
この車は3人掛けで(担架を積んでいるから)、救急車のドライバー(ただのおじさん)と医者、看護婦で定員いっぱい。だから、看護婦さんの膝の上に乗れって。
私・・・今、看護婦の上に乗ってる・・・
救急車の中では、こんなことを考えていました。普通じゃ考えられない経験を今してる・・・。さらにこんなことも考えてました。・・・あ、ノーブラだった(急いで着替えたので付けるの忘れた<汗)
「大きな船が来てるよ。YAMATO!・・・ね?YAMATO!」
コトル港には大きな豪華客船が来ていました。さっきから目を白黒させている私に気遣ったのか、往診の先生が明るい声で話しかけてくれます。でも、YAMATOって(笑)
いや、もしかして日本からの船なのかな?
「このYAMATO、日本から来た船?」
「いや、違うよ。YAMATOって世界大戦で使われた船だよね?」
いや、そうですが・・・何なの~話合わせてあげたのに。
コトール旧市街のお隣のドブロータという街に病院はありました。この病院で使われている救急車は、日本政府からの寄付なのだそうです。
え?まさか、今乗ってきた救急車じゃないよね・・・!?一瞬、背中がヒヤリとしましたが、もう一台別の”ちゃんとした救急車”の方でした。
化粧もせず、髪もボサボサの姿のまま、病院で待たされること数分。朝8時だからか、病院内は静かで人気が少なかったのに救われました。
英語がしゃべれない看護婦さんに呼ばれ、治療費の清算。早口で何言ってるのか全然分からなくて、またパニくってまいりました。あわわわ、とりあえず55ユーロ出してみよ。
「Ne(違う)。ハイ、50ユーロ出して・・・次、10ユーロ出して…ハイ次、1ユーロ出して…」
こんな感じで清算したのであります。とほほ。ちなみに4日間分の治療費込みで61.7ユーロでした。
で、次は往診してくれた先生の部屋に呼ばれて、カルテと保険会社に提出する医療伝票を作ってもらいました。
「インターナショナルで通用する単語に直すから、大変だよ~」(←英語)
保険会社は英語しか読めないので、セルビア語ではなく英語で書類を作成してくれと頼んだのであります。
「旦那さんは日本のどこからきたの?」
これは本籍地のことなのか、以前住んでいた所のことなのか・・・。考えていたら、先生がひとりで喋りだしました。
「KYOTO O-SAKA TOKYO YOKOHAMA・・・」
永遠に続きそうだったので、良く分からないけど以前住んでいた住所を教えておきました。そんなこんなでやりとりが終わり、先生から貰った書類が何が何だかあんまり分からず、とりあえず先生と看護婦さんにお礼を言って、さぁ・・・歩いて帰りますか・・・。すると、先生が。
「救急車のドライバーに頼んだから、それに乗って帰りなさい。」
うぉーん、先生ありがと~~!!でも、病人でもないのにいいのかな?!
こうして、maityはまたもや救急車に乗せられて、少々恥ずかしい気分になりながらも無事自宅へ戻ったのでありました。
明日から夫をメディカルセンターに連れて行かねばなりません。当分タクシーで通いそうですが。・・・また救急車の送迎ないかな(笑)
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コメント
ほほぉ~。
上司に加え、先生もいい人で良かったね。
ディ・モールト!
>アイタタタタ。やっぱ救急車だったよ(笑)
ここの前からの流れおもしろすぎっ。
アリーデ・ヴェルチ!
投稿: ヴィン | 2007年6月 2日 (土) 10時26分
ちなみにオイラはまだ救急車には乗ったことがありませぬが、送迎をしてくれるシステムとは!(違
これから毎日病院に電話だね。「今から行くので一台よろしく」
そしてまた看護婦さんの上?(笑)
ちっこいとこういうときは便利だYOね?
タクシーで行くにしても、また謎の英語が飛び出しそうじゃねぇ。
お大事に。そしてどぶっちの腰痛日記も期待して待っているとお伝えくださいw
投稿: えいぢ | 2007年6月 2日 (土) 12時07分
海外で救急車は・・・・(;´▽`A``貴重な体験ね。
でも、大丈夫?
ウチの夫もヘルニア悪化して歩けなくなったよ。
今は日本での手術技術が上がっているから、受けるのも視野に入れたほうがいいよ。
「我家」と言う前例があるから社長に相談してみてはどう?
投稿: junchan | 2007年6月 2日 (土) 19時16分
>でも、病人でもないのにいいのかな?!
噂ですが、お祝い用のブタの丸焼きが救急車に乗せられて搬送されていると聞いたことがあります。
というわけで、患者の家族なんて全然OKでしょー(笑)
それにしてもダンナさま大丈夫ですか?
うちにも万年腰痛持ちが1人おりますが、手術しても完治するわけではないみたいなので周辺の筋肉を鍛えるしかないのかもしれませんね。
そういえば腰痛に効くアロマがあったら教えて下さい☆
投稿: mic'o | 2007年6月 2日 (土) 20時23分
ヴィンさん
往診の先生、めちゃくちゃいい人だったYO!!
最初に変な英語を口走っていたせいか、「この子、英語がしゃべれないんだね」とダンナに確認してから連行して、その後ずっと簡単な単語を使って話してくれたしね。
この救急車、レトロすぎてどこにドアノブがあるのか分からなくてねぇ。
「まさかこれじゃないよね?」と思った金属製の小さな棒がドアノブだったよ!(笑)
でも、貴重な経験したよ~ グラッツェ!
投稿: maity | 2007年6月 2日 (土) 23時52分
えいぢさん
ほんと、この送迎システムには驚きだよ~(笑)
ただしドライバーの人は、旧ユーゴにありがちな一般的な運転で、渋滞に巻き込まれたら激怒してたけどね。「えぇ~救急車がこんな運転荒くていいのぉ?」って、もぅ~何がなんだかさっぱりだよ(笑)
今日は残念ながら(?)タクシー拾って病院まで行きました。
ダンナが同乗してるから、変な英語が飛び出す前にダンナがちゃんと説明したでよ。
だいぶ腰が痛いみたいだから、日記はいつになることやら・・・。あらかたおいしいネタは私が頂きますが(^m^)、本人が復帰したらまた書くと思うので期待しててあげてくだされ。
投稿: maity | 2007年6月 3日 (日) 00時02分
junchan
本当貴重な体験しちゃったよ~(^^;
腰にたま~に激痛が走る以外は全然ピンピンしてて、しかも食欲ありすぎ?
junchan のダンナさまのおかげで前例があるから、こっちでの治療が難しいなら、イギリスか日本で専門医に診てもらうことも出来そうだよ。
前例を作ってくださったどこかの誰か様、ありがたや~(笑)
・・・てか、レントゲンすら撮ってもらえずに触診っていうか、足を曲げたり伸ばしたりしただけで判断されてるんですけど???
大丈夫かなぁ~(^^;
そんなかんじで、まだどうなるかは今後の治療次第なんだけどねww
ヘルニアについて全然知識とかもないから、ダンナが色々相談するかもしれないけど、宜しくお願いしますm(_ _)m
投稿: maity | 2007年6月 3日 (日) 00時23分
Mic'oさん
ダンナは今のところ、ゆっくりなら歩くこともできますが、座ってちょっとでもかがもうものなら「痛ったぁ~!」と叫んでおります。
それがねぇ~奥様!ちょうどアロマテラピーの教室を通った頃、初めの頃に学んだのが、「腰痛や筋肉痛に効くアロマオイル」だったんですよ!(^m^)
腰痛などに効くアロマオイルは、1番効くのは「バーチ」というオイルでしょうか。白樺の木皮から抽出したオイルで、主成分が「サリチル酸メチル」という成分で出来ています。
この「サリチル酸メチル」は、消炎鎮痛作用があって、市販の湿布(成分10%)、病院の湿布(成分20%)にも使われているそうです。「バーチ」には98%以上この成分が含まれているので、消炎鎮痛にはうってつけです。
ただしこの精油は、ヨーロッパだとこれが医薬品扱いで医師免許を持っていないと購入できませんが、日本では市販されています。メジャーなオイルではないのでお店ではなかなか手に入らないかも。専門店かネットなどでお取り寄せが1番手っ取り早いですよ。人気のなさは、そのままでは強すぎるのでキャリアオイルで薄めるなど、ある程度の知識がいるせいなのかも。。。
次がラベンダーでしょうか。酢酸リラリル、リナロールが主成分で、鎮静・鎮痛・消炎などの効果が腰痛に期待できるのではないかと。
これは私がやってる湿布方法ですが、温湿布の場合は洗面器に70℃くらいの湯を張り、2、3滴ラベンダーオイルを垂らして静かに掻き混ぜ、タオルなどを浸して絞って、患部に湿布する方法です。同じように冷水を使えば冷湿布になります。私はよく目の疲れや頭痛や肩こりなど、この方法を使ってます。ラベンダーの精油はこちらでも売られているので、まずはこれで試してみるのもいいかもしれないですね。
投稿: maity | 2007年6月 3日 (日) 01時18分
ごめんなさい!不謹慎にも噴き出してしまいました。
救急車はもちろんですが、さすがに看護婦さんに乗っかる経験をする人はそうそういないかと思います。
クロアチアでは一応まともな救急車が走っていますよ。
(中がどうなっているのかは不明ですが)
①でのMaityさんのお迎えのひとこと、「Welcome」にも大うけです。
あたふたぶりが目に見えるようです(笑)。
ご主人が苦しんでいる中こんなにウケてしまって申し訳ないです(笑)。
投稿: ル~♪ | 2007年6月 3日 (日) 02時34分
ル~♪さん
ほんと、ほんと。看護婦の上に乗っかるなんてそうそう無いですよねぇ(笑)
私の尻が重くて、看護婦さんの足がしびれたら悪いと思って、殆ど空気イス状態でしたよ。ちょっと筋肉痛が・・・(汗)
私もなんで「Welcome」なんて言っちゃったんだろ~って思い出しただけでも顔が熱いです(^^;
「Welcome?どう返せばいいの?」ってちょっと困惑した先生の顔も忘れられません・・・
ご心配お掛けしました。もう少し、病院通いは続きますがダンナはだいぶ痛みは引いてきましたよ~ww
投稿: maity | 2007年6月 3日 (日) 17時50分