« モンテ式 噂の常套手段 | トップページ | モンテネグロ最大の巡礼地 ② »

2007年3月20日 (火)

モンテネグロ最大の巡礼地

このところ、だいぶ暖かくなり行楽の季節になってきました。というわけで、しばらく控えていた休日ドライブが再開。沿岸地域に住むmaity。冬になると山間部の山道は雪や雨で落石の危険があって、この地域から出ない方がいいというススメもあってじっとしていましたが、今回は初めて「ニクシッチ地方」にあるオストログ修道院を訪れます。めちゃ遠いです^^。

2

オストログ修道院は17世紀前半に創建されたモンテネグロ最大の巡礼地です。断崖絶壁の中腹にできた裂け目に、くい込むかのように建つこの修道院は、肌が粟立つような荘厳な空気を感じさせます。
オストログ修道院はふたつあり、写真は「上院」と呼ばれる方の修道院で、山道を延々と下った断崖の麓近くにも「下院」と呼ばれる修道院があります。

オストログ修道院は宗派を問わず、訪れる人はみな平等に参詣が許されるので多くの参詣人がここを訪れます。もちろん、無宗派の私でも受け入れてもらえました。
これはモンテネグロ人はみな信じているのですが、この修道院を参詣すると悪い病気や怪我などが治ると昔から信じられています。そのため、多くの病や怪我、様々な悩みを持つ人がこの地を訪れています。その昔、ドイツ軍がモンテネグロ人の戦意喪失を狙って、このオストログ修道院を弾丸にて一斉放射したのですが、修道院にはかすりもしなかったという逸話も、信心のよりどころになっています。

巡礼というからには生半可に参詣出来る所ではなく、信仰に篤い人は麓の「下院」から延々急な山道を登って詣でます。もっと篤い人は遥か先の街から2~3時間掛けて登る人もいます。現在は、観光バスに乗っての参詣も多いです。春~秋にかけては、大型駐車場が観光バスでいっぱいになるほど、このオストログ修道院を訪れます。

オストログ修道院は、「奇蹟者」聖ワシリエ・オストロシキーが創建したといわれ、彼の名前から「オストログ」と付いています。聖ワシリエ・オストロシキーは1671年に没し、棺が「上院」の修道院に納められています。「聖棺」と呼ばれ、秘蔵ではなく一般に公開されおり、参詣者はこの「聖棺」に祈願します。
私もこの「聖棺」の前に立って、祈願しました。棺の蓋は開いた状態で、布に包まれた聖骨に祈りを捧げます。狭い空間ながら本当に厳格な空気に包まれており、怒られるんじゃないかとビクビクしていたのできちんとお祈りできませんでしたが(^^;。みんなそれぞれの宗教に乗っ取った礼拝作法なので、私がどのように祈りを捧げても誰にも咎められませんでした。(たとえ、日本の神社詣と同じように柏手を打っても多分大丈夫じゃないかな。)

残念ながら現在内部は写真撮影が禁止されているのですが、内部の一部は岩壁がそのまま利用されており、そこに数々のイコン(肖像画)が描かれています。「聖ワシリエ・オストロシキー」のイコンと並んで特に有名なのが、聖母マリアのイコンや「聖ニコラ」のイコン「冥府への降臨」と題されたイコンなどで、内部には洞窟に作られた教会もあり、フレスコ画(漆喰で描かれた宗教画)などがあります。

また、信仰の対象のひとつとして珍しいのは、岩壁で育つ葡萄の木です。この葡萄の木は、岩肌に苗を植え、岩肌に沿って染み出る水を吸って成長しているのですが、この染み出る山水が「聖水」として崇められているため、「聖水」から育つ葡萄の木として知られています。

Photo_234

こちらはオストログ修道院の「上院」にある修道施設。信心深い信者の長期滞在するために設けられた施設です。「下院」も同じで主に信者のための宿泊施設があります。

モンテネグロといえば沿岸部が観光地として有名ですが、ここオストログ修道院はモンテネグロの精神に触れるまたとない地です。

|

« モンテ式 噂の常套手段 | トップページ | モンテネグロ最大の巡礼地 ② »

コメント

最近またまたサボってましたねぇ(笑)
いつ突っ込もうかと思ってましたYO。仮想世界(F○Ⅹ)では何回も違う教会に行ってたんじゃないのですかね?

あっちでも見させてもらいましたが、これ凄いっすね。生で見てみたいっす。

弾が当たらなかったのはザワールドのおかげ?(笑)
一生懸命DIOが「無駄無駄無駄…」って弾き飛ばしていたと思いますYO。

しかし実際のところ壊れなくて良かったけど、戦争とはいえこういうものを破壊しようとするなよ…(--;

投稿: えいぢ | 2007年3月21日 (水) 10時20分

ワタクシも英国のBath-Abbeyで礼拝してきました。
ただ観光で訪れただけで信者でも何でもないんだけど、係?のおばあちゃんが「参加してもいいですよ」(たぶん)って親切に言ってくれたので。
ただ、周りは本気で信じている方ばかりで、なんか失礼な感じがしてちょっと居づらかったけど・・・。

投稿: ヴィン | 2007年3月21日 (水) 19時33分

えいぢさん

アイタタタタタΣ(ノ∀`*)ペチン
たしかにゲームではたくさんの教会(というか寺院)へ行きました。
飛行艇も手に入ったので、(ゲームでは)楽ちんです(^m^)

しかしねぇ、今回の記事はあちらとかぶるので「評議会」が設置されたり、ネタの下調べに時間が掛かったんですよ。
で、この前に1個別のネタを載せるつもりで書いたんだけど、Upしてるまさに最中、ADSLがプツッって切断して・・・記事がアボ~ンしましたorz
コピペしなかった自分がいけないのだけど、たぶん原因は雷かなんかと思われる。

ちなみにゲームの方もセーブしてなかったら一時的な停電で2時間ぐらいの軌跡が消えました。ボスのキングクリムゾンかも・・・?
まぁなに書いても言い訳ですが。あ~い、とぅいまてぇ~ん

>弾が当たらなかったのはザワールドのおかげ?(笑)
どうせなら、承太郎にしてよ。弾丸掴めるし(笑)オラオラオラオラ!
「磁場説」って噂もあるよ(笑)

「戦意喪失を狙って」というのは、どんな口実の戦争であれ、やり方が汚いよね。戦争自体評価できるものではないけど、こういう作戦は本当に卑怯です。
たとえ自国にとって価値のない遺産でも、破壊してしまったらもう二度と手に入らない貴重なものなのにねぇ。


ヴィンさん

Bath-Abbeyで礼拝してきたんだぁ~。
ミサに参加したの?
係りのおばちゃんもすごい親切な人だねぇ。

>なんか失礼な感じがしてちょっと居づらかったけど・・・。
分かる分かる。けして冷やかしに来たわけではないんだけど、自分が軽率のように思えるんだよね。


投稿: maity | 2007年3月21日 (水) 23時52分

>ミサに参加したの?

うん、そう。それそれ。
思ってたよりも長くて、時間ないから別のとこ行きたかったんだけど、途中で出るわけにも行かず。(真剣に怒られそう・・・。)

BathとLondonは仕事じゃなくて観光でもう1回行きたいなぁ。
Liverpoolとかも行ってみたいね。

投稿: ヴィン | 2007年3月22日 (木) 22時26分

ヴィンさん

う~ん。たしかにミサって長そうだよね。
どこの教会か忘れたけど、ロンドンのどっかで「観光なら、これからミサがあるから、2時間ほど外で待て」って閉め出されたことあるよ(笑)

Bathは行ったことがないから、オススメなら私も行ってみたい!
たぶん、何度もLondonには行くと思うからついでに。ってLondonから遠いんだっけ?Liverpoolもいいねぇ(^0^)

投稿: maity | 2007年3月22日 (木) 23時10分

ロンドンからだと・・・どうだろ。
車で2時間以上はかかったよ。結構遠い。
電車でならどうなんでしょ。

コトールみたいなとこに住んでると、あんま感動ないかも??
歴史~って感じだからね。ボクは好き。

ジョニー・デップの家があるんだぜ。

投稿: ヴィン | 2007年3月23日 (金) 22時14分

>コトールみたいなとこに住んでると、あんま感動ないかも??

そんなことないYO~。
コトールに住んでいると、ちいさな事でも感動できるから、きっと大丈夫ぜよ。

ジョニーの家は、そんなところにあるのか。見てみてぇ~
もうすぐ、「パイレーツ」の新作でるね。

投稿: maity | 2007年3月24日 (土) 02時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/79110/5758653

この記事へのトラックバック一覧です: モンテネグロ最大の巡礼地:

« モンテ式 噂の常套手段 | トップページ | モンテネグロ最大の巡礼地 ② »